昨日日本初の国産のジェットエンジン搭載飛行機MRJが初飛行に成功しました。
MRJ初飛行、海外メディアも大きく報道 「伝説的な名前が帰ってきた」
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の初飛行は、海外メディアも「伝説的な名前が大空に帰ってきた」などと大きな関心を持って報じた。■米ブルームバーグは「MRJが初飛行に成功したことで、ブラジルの『エンブラエル』、カナダの『ボンバルディア』との販売競争が激化するだろう」と小型旅客機市場の三つ巴を予想し、専門家のコメントも紹介。「世界の航空会社は小型旅客機への切り替えを加速している。今後の需要を考えるとMRJのポテンシャルは高い」「我々の予想では、MRJは近いうちにシェア2位のボンバルディアを追い抜くだろう」などと、勢力図が変わる可能性を伝えた。(中略)■英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は、「『三菱』という航空業界の伝説的な名前が大空に帰ってきた」「零戦を製造した三菱が市場に参入することで、国産旅客機を復活させるという日本の長年の夢が現実となった」などと、世界的に有名な戦闘機を引き合いに報じた。(SankeiBiz 11月11日(水)17時34分配信)
おそらく基本的な技術ポテンシャルは十分あったのだけど、戦後GHQによって航空機の研究・設計・製造を全面禁止され、戦前の航空機資料は全て没収、戦力政策解除後、航空機製造禁止が解除されたけど、技術者、会社はすでに解体されていました。
日進月歩の技術の世界で、数年の技術の蓄積のなさは完全に世界から遅れをとる。武器輸出の禁止によって、ジェットエンジンが採算ベースに乗ることも容易ではない。開発するより買った方が安上がりと考えた政府は産業としての航空機製造に熱心ではなかった。
そして昨日ついにMRJの試験飛行が成功。武器輸出としての航空機でなくとも、リージョナルジェットは世界に必要とされています。MADEinJAPANの飛行機が世界を縦横無尽に駆け巡る。すごく夢があってよいなぁ。