正式名称は「ロマントリップ・キマイラ吼(KOU)」。奇迷羅という字を当てられています。
1984年(昭和59年)に1枚目がリリースされ、おそらく売れたんでしょう、その後85年86年に2作、合計3作作られています。当時はまだLPレコードで、コロンビアからはCD化されなかった(と思う)。作曲の東海林修先生のオフィシャルサイトで手に入ることを数年前知ったのですが、やっと買うことができました。
「キマイラ・吼」シリーズは、朝日ソノラマのソノラマ文庫で出ていた夢枕獏作の小説。今でいうライトノベルの草分け的作品ですが、第1巻が出たのが1982年、既に30年以上経って昨年末最新刊「キマイラ明王変」が出ていますがいまだに完結していません。この頃、アニメ化もされていない漫画、小説のイメージアルバムが結構出ていまして、当時人気作だったキマイラ・吼もまだ5巻しか出ていなかったもののその流れでイメージアルバムになりました。
1枚目、2枚目はお友達のOくんがLPを買ってそれを録音してもらいました。3枚目は出ていることすら知りませんでしたので今回初めて聞きます。
東海林修さんは、日本ポップスの作曲編曲を中心に活躍をされていましたが、1981年に劇場版「銀河鉄道999」の続編「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」の音楽を担当、フルオーケストラ編成の作曲ながら、その数年前から手掛けていたシンセサイザーを取り込み、先日亡くなった冨田勲さんとともにシンセサイザー音楽の第一人者と呼ばれていました。特に東海林先生は精力的に"イメージアルバム"を数多く手掛けていました。
さてキマイラですが、勿論小説も好きですが、このアルバム、当時片道2時間の通学だったので電車の中でほんとよく聞いてました。キマイラの世界観をかなり忠実に表現されていると思います。
先日「伝説巨神イデオン総音楽集」を買ってヘビロテ、現在の通勤の友ですが明日からはキマイラにどっぷりつかろ〜っと。
それにしても、最近の懐古(マイ)ブームいつまで続くんだろう…。昔買えなかったCD(当時はレコード)をどんどんポチってる。このキマイラと一緒に「「デジタルトリップ・MACROSS」買っちゃったし、イデオンと一緒に「MIOベスト」買っちゃったし…。支払いは翌月1回。来月のボーナスに既に手を付けてます。。