日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「ちょっとかわいいアイアンメイデン」

ちょっとかわいいアイアンメイデン ディレクターズ・ロングバージョン
2014年KADOKAWA・吉田浩太監督
「女子ーズ」(2014年福田雄一監督)のDVD観てたら、新作CMで流れていた予告編を観て気になり、ネットにあったので観た。やってたことさえ知らない映画。あたらなかったに違いない。原作は4コマ漫画らしい。(調べたら興行収入500万だって。大赤字だったんだろうなぁ。DVDは売れたのかなぁ。)
あらすじ(wikiより)
桜舞う入学初日、晴れて中学生の一員となった武藤結月(ゆづき)は女子高特有の百合に憧れていた。そんな所を見計らったかのように容姿端麗な高等部の上級生舟木碧生(あおい)から声をかけられ、部活動へと誘われる。色めき立つ結月はその活動内容を聞くと、信じ難いことに学校公認で合理的に拷問を行い研究するという拷問部だった。想像を絶する答えに逃亡を図るも、拘束具を取り付けられ、同級生の小橋蒼空(そら※映画には出てきません)、その姉の小橋悠里(ゆうり)、初等部の新崎苺花の部員達の前に晒され、半ば強制的に入部させられる。徐々にディープな世界を知っていく結月と、個性的な部員達の拷問ライフが始まった。


 映画はR15+、DVDのディレクターズカット版はR18+とのこと。
 日活ロマンポルノ的な百合SM映画で、主人公の結月と先輩の碧生を中心に女の子同士の恋愛を描きます。若い子たちが惜しげもなく肢体をさらして、結構過激な嗜虐シーンをやっています。それだけでも観る価値ありです。

 AVも嫌いではないのですが、AV前夜は動く裸を見るためには日活ロマンポルノしかなく、その洗礼を存分に浴びたせいか、どうしてもストーリーのないAVよりも、演技であってもある程度必然性のある裸の方が好きだったりします。
この映画が必然性のある裸かというとそれほどでもないのですが(^_^;)、若い頃の同性の先輩を慕う女子高生という、男の私からしたら幻想をちゃんと描いていてとても良いです。主役の女の子も健気でかわいい。


 SF作家式貴士が好きで、ほぼ全作読んでしまい、式貴士名の新作が出ないなぁと思ったら、SM作家の蘭光生式貴士のもう一つのペンネームであることを知って、蘭光生名義の小説を読み、更に、幻冬舎文庫で再刊していた団鬼六作品を読んでいた時期があって、この2人のSM小説はかなり読みました。自分では、嗜虐趣味はないですが、この2人に共通するのは、痛い事、苦しい事で責めるめるのではなくて、精神的な責めで羞恥心を極限まで高める。痛いのとか苦しいのは、やるのもやられるのも嫌いなので、精神的な嗜虐小説は好き。

 タイトルの”アイアンメイデン”は、拷問具の名称。高さ2メートルほどの大きさの、中が空洞の人形で、前面は左右に開くようになっており、中の空洞に人間を入れる。その空洞の中に長い釘が内部に向かって突き出しており、中に入った人にその釘で刺されてしまう、というもの。恐ろしい…。


ディレクターズカットバージョン観たいなぁ。