所属している会の月例会。今日は22名といつもより多い参加者でした。10射で的中数を競いましたが全体的に成績が良くなくて、4中3人で遠近競射で5位決定戦に。遠近競射というのは、該当者が一つの的を順番に射て、的の中心に近い人から順に順位をつけていくというもの。今回は5位までが入賞圏内なので3人の中で一番近くないと入賞しません。最初の射手でしたが、ほぼ的の中心に入れることができ、入賞滑り込みと相成りました。入賞したのはずいぶん久しぶり。
弓道の試合は、中り本数で競います。ということはどんなに射形が良くても中らないといけません。とはいえ今回、久しぶりの入賞うれしいはうれしいけど、4中しかしていないし、細かいところはあんまし納得いってなかったりします。
ここが難しいところで、中ればいいってもんでもなく、かといって中らなければ昇段も入賞もしない。
正射必中…正しい射は必ず中るという言葉があります。これは間違いなく正しい。問題は、正しくない射でも中ってしまうのが弓道ということ。正しくない射でも中るのですが、それで中るのって"まぐれ"中りで、安定的に中る射ではない。結局遠回りしても、正しい射を身に付ける事が一番重要なんだよね。なので、急いで昇段をすることは考えないようにしています。正射が身に付けば当然中ることも当たり前になり昇段する。昇段試験で「当たるかな」なんてことは悩まないようになる。まずはそこまで自分を高めることが大切なんだよなぁ。