日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

戻りたくないけど今から思えば楽しかった。


 私、今の会社に勤める前、某OA機器販売会社から1回だけ転職しています。
 昭和63年(1988年)入社。バブル景気というのは、1986年12月-1991年2月までですから、まさにバブル真っ只中。超売り手市場なのに、飛込セールスが中心のブラック企業に入っちゃったのか。仕事を甘く見ていたんでしょうね。
 毎月目標を与えられて、その目標がいかないと罵声怒声の雨あられ。次々と辞めていく同期、同僚。そんな中でよく5年も持ちました。もっとも、会社に入って3年目で結婚し、翌年には長男が生まれちゃったので、辞めるに辞められなかったという事情もありますけど。

 でも、軍隊のような会社で、精神的には確かにきつかったんだけど、同僚はみんな個性的で面白かったんですよね。遅い時間なのにみんなで飲みに行ったり、その時も新人だった自分とかには殆どお金を払わせない兄貴肌の先輩が多かった。売れないで悩んでいる時は、丸1日同行して契約を代わりにしてくれたり、一緒に遊んでくれたり。時代もあるかもしれないけど、今の会社では考えられません。


 営業って、契約を取ってきて初めて1人前で、どんなに社内受けが良くても、どんなに事前準備や報告が良くても、どんなに市場分析ができても、それだけでは評価されないものだという意識が付いたのはこの時の経験があるから。言い訳ばかり考えている営業は営業ではありません。とはいえ、今は契約さえとってくればどんなことも許される破天荒な営業では駄目なんでしょうけど。


 先輩でとにかく毎日遅刻をする先輩がいました。係長か主任かだったと思います。既婚者、子持ち。
 その先輩の遅刻の理由が、今考えても変で、親兄弟家族子供の病気不幸は使い果たし、次はどんな理由かとある意味楽しみになってました。
 「通勤途中で、お腹が痛くなってトイレにこもってました」
 これが下ネタに走る最初だったと思います。
 次に来たのが
 「うんこふんじゃったので、靴を変えにいえにいったん戻りました」
 「カラスにふんをかけられたので着替えに帰りました」

 ここら辺でも強烈なんですが、最後に来たのが、
 「すいません、うんこもらしちゃって、着替えてから会社に行きます」
 と!
 もう捨て身の言い訳wwww笑うしかありません。

 それでも先輩、毎年表彰されるほど営業成績はかなり良くて、支店の稼ぎ頭でした。ムードメーカーで飲み会とかも楽しい人でした。
 今となっては決して見習ってはいけない人っだけど、そういう人でも仲間として許容されていたのは時代の所為かもしれません。


 それ以外にもいろんな楽しい人がいっぱいいましたね。でも戻りたくはないです。いい時代でした。