日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」

WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ DVDスタンダード・エディション
2014年・矢口史靖監督

 先日読んだ三浦しをん神去なあなあ日常」映画化作品。『ウォーターボーイズ』(01)『スウィングガールズ』(04)の矢口監督で、1回TVでやった時観ていますが、amazonprimeのラインナップにあったので見たら止まらなくなりました。

 大学受験に失敗した平野勇気くん(染谷将太)は、卒業式の日にそれまで付き合っていた彼女に振られ、カラオケBOXで大騒ぎ。その帰り道、商店街の棚にあった林業研修生募集のチラシに写っていた女性に一目ぼれ。何の知識もないまま、これに応募してしまう。1ヶ月の座学研修を経て、粗暴な林業家与喜(よき)(伊藤英明)の家に居候をがしながら研修生としての生活を始めます。
 形態の電波も届かない山奥の村で、嫌々ながらも徐々に山の生活になじんでいく勇気くん。ある日、卒業式の時に分かれた彼女とその友達の浮ついた気持ちでの仕事場見学があり、案内をしていたけど、大学生たちの杣人を莫迦にしたような言動に怒りが爆発したりする。
 蝮に咬まれながら神隠しにあった少年を救い出したことをきっかけに、48年ぶりの大祭への参加も認められるほど村の一員になった勇気くん。パンフレットに写っていた直紀(長澤まさみ)との仲も一進一退。大祭を無事終えて1年研修期間が終了した勇気くんは、みんなに惜しまれながら実家のある横浜に向かう。

 原作よりもエンターテイメントしているのは、仕方がない。ただ原作の持っている山に対する畏敬の念や山の怖さが薄れているような気がします。勇気くんが山の生活に魅せられる理由は映されていない部分を想像するしかありません。とはいえ、こんな地味な企画がよく通ったと思います。まずは映画化されたこと。与喜役の伊藤英明が完全に主人公を喰っているほど杣人が似合っていてそれを見るだけでもあり。映画が面白い、と思ったら是非原作を読んで欲しいかな。