北森鴻・徳間文庫
久しぶりの北森作品。
著者得意の短編連作。独立した7つの物語がひとつの大きな流れの物語になっている。
昭和犯罪史に残る大事件が、不運な事の的中率が異様に高い占い本<フォーチュンブック>を介して一つに繋がっていく。技巧派の北森鴻さんらしい作品。7つの独立した短編が実は一つの大きな物語になっているというのも「なるほどこう繋がってたのかー」と、7話目の謎解編を読んですっきり。しかし、何度も書きますが北森鴻、早逝が悔やまれます。
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
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