生きていれば89歳。寡黙な父親だったので、どういう人生を歩んできたのか聞いたことがないのでよく知りませんが、戦前に生まれ戦中、戦後の混乱期に青春時代、高度経済成長に乗って会社員として過ごしてきた昭和後期、平成は悠々自適な生活と、前半はともかく後半はいい人生だったと思います。
父が36歳の時のこどもで、子どもながら「おっさんだよな」と思ってました。親の世代は、今の30代、40代よりも一回りは上な感じでしょう。だって私がものごころついた頃だから40歳前半だと思いますが、趣味が盆栽ですよ。以降死ぬまで盆栽を趣味にしていたから、4、50年盆栽一筋。それはそれですごいです。
私はまったく興味が持てず、当然共通言語を持たないまま、親元を離れ、一人暮らしから結婚となってしまったので、親の人生についてゆっくりと話すことがなかったのは、今となっては残念でした。
死んでから出てくる衝撃の事実なんてものあったりして、実家にあったアルバムや手紙はとりあえず捨てていないので、時間を見つけて親の人生を振り返ってみたいと思っています。