五十嵐貴久著・幻冬舎文庫
最近「リカ」のタイトルでTVドラマ化されてました。
ドラマは、この「リハーサル」が前半、第1作「リカ」が後半という時系列に沿った構成でした。
花山病院は外科内科小児科のある地域病院。看護"婦"が辞めてしまったのでその補充を募集すしたところから物語は始まります。
応募してきた中に雨宮リカという女がいました。私たちは既に「リカ」を知っているので、絶対雇ってはいけないと思うのですが、リカの異様さに気付いたのは婦長の小山内だけ。有名大学病院の前理事長であり日本医師会の元副会長、内田の紹介状を携えて面接に臨んだリカは、怪しいところがあるものの3ヶ月試用の条件で採用される。
面接の時に副院長の大矢に一目惚れしたリカが妄想が爆発、病院内で次々と人が事故にあっていく。。
「リカ」「リターン」「リバース」も怖い話でしたが、「リターン」もリカのサイコパス全開の話。しかも貞子や伽耶子と違って生きてる人間。
話の通じない人はたまにいますけど、こういう女に想いを寄せられたら怖いことこの上ない。
とはいえ、ホラー嫌いな私としては「リカ」シリーズ好きで全部読んでいます。五十嵐貴久さんのストーリーテリングの上手さ。
これからもリカシリーズを書かれるそうでh子っと楽しみ。
最新刊「リメンバー」も一緒に買ったので読もうっと。
しっかし、今年の最後と来年の1冊目がホラー小説ってのはなんかやだなぁ(^_^;)。
※「リカ」シリーズは、現在次の5冊あります。
1.リカ
2.リターン
3.リバース
4.リハーサル
5.リメンバー
ちょっとややこしいのですが、時系列で言うと、
1.リバース (リカ誕生の物語)
2.リハーサル(リカ看護婦)※今回ドラマ化
3.リカ
4.リターン(「リカ」から10年後)
5.リメンバー(「リカ」から20年後)
ですが、発刊順に読んだ方が面白いです。