昨日の自主練では、かなりの的中で弾みがついたと思ったのもつかの間。今日の国体強化は酷かった…。それでも間違いなく技術的に向上してるなと思う今日この頃。
「練習は本番(試合・審査)のように、本番は練習のような気持ちで」とはよく言われることです。これって、日常生活でもいえる事ですが、なかなかそのようには行きません。
練習は細かなところに気を付けつつ気軽にやっているので、結構中りが出ます。ところが本番になると、先生方の視線、ギャラリーの多くの視線の前で緊張し、「中てなくちゃ…」という思いが先走って、変な力が入ってしまいます。緊張が巧く作用すれば勿論良いのですが、矢どころが乱れ失敗してしまう事が多い。
最初の立で言われたのが「弓に任せる」ということ。弓と喧嘩をしてはいけない。弓の力を最大限矢に乗せるのが人間の仕事。その為にどんな場においても平常心で射ることが大切。
ハレとは「晴れの舞台」とかいいますが、生涯に一度ほどの大事な場面のこと。ケとは日常のこと。成人式のお着物を晴れ着といいますね。晴れ着とは折り目・節目の儀礼で着用する衣服のこと。一方で普段着のことを昔は「ケ着」といったそうです。
「ハレ・ケ同一」とは、ハレの場であろうとケの場であろうと、常に同じ心持ちでいることが、矢の乱れをなくし、外から見ても美しくかつ的中も確実。これが弓道の目指すものだといわれました。
そうなんですけどねぇ。上手くいきません。