政治家や弁護士は、”言葉”で仕事をする職業だと思います。他にもアナウンサーやコメンテーター、広義では文筆業なんかもそう。最近はタレントが、SNSを通じて簡単に発信できるから、発する言葉は注意しないといけない。
森元総理大臣は1969年衆議院議員初当選ですから、政治家となって今年で51年も経ちますが、まー言葉の使い方が全然わかっていません。昔から何度も失言で失敗しているのにこれだけ学ばないのは、根本的に政治家としての資質が欠けているといわざるを得ません。
人は場合によって心に思っていることと正反対のことをいう場合がありますが、それはあくまでもその時の効果を狙ってのことであって、この人の失言の数々はまさに日頃から思っていることを調子に乗ってしゃべっちゃったって感じの奴。だから、お詫び、訂正の方がどちらかというと”心にもない事”だったりしますから、まったく響かないし、「どうせ仕方ないから謝ってんでしょ」と思われてしまう。
世界中から非難されても居直る胆力は、50年の政治家人生で学んだんでしょうね。
日本人として、という以前に、人として恥ずかしいですね。
百歩譲って、こういう何度も何度も失言する人がいるから「TPOに合わせた言葉を使わないとな」って思うので、こういう人の存在価値はあるのかもしれません。
そういう意味では、壇蜜さんって、本当に言葉選びがうまいなって、常々思います。
言葉でお仕事をしている人は、みんな壇蜜を見習った方がよいと思います。