麻生副総理兼財務大臣がまたやらかした。どうしてこう口が軽いのだ。
講演の全体を聞けば、マスコミが喧しく批判しているような、必ずしもナチス礼賛している内容ではないようにも取れる。でもはっきりと否定的事例として言っているようにも聞こえない。これが問題。
頭はいいと思うんだけど、言葉選びが出来ないのは何故なんだろう。
何か考え事をする時、語彙の数が豊富であればある程、いろんな考え方ができるというのが持論です。本を読む理由に自分の語彙を増やすという事もあります。また、語彙が豊富だと、人に伝えるときに便利だという面もあります。同じことを言っても、相手に曲解されてしまっては元も子もありません。出来る限り相手に分かりやすいと思える言葉を選んで話す。これだけでコミュニケーションはすこぶる円滑になると思います。
とはいえ、最近は歳のせいか、言葉が出てこない事がしばしば。特に呑んでる時は駄目。だから、共通言語が多いお友達との飲み会はとても居心地良かったりして。
おっと脱線。
麻生さんの失言は、持ち前のリップサービス的側面が強い。こう話したらみんな笑ってくれるかも的な。ナチス云々の話の時も会場から笑いが出ていた。逆説的に言ったつもりなんでしょうが、立場を考えて例示しないと、言葉尻をとらえられて今回みたいな問題に発展する。
不用意な一言が、運命を左右する。
これは、一般の人にも言える事。特に政治家さんたちは充分気をつけないといけませんね。