日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「キネマの神様」

キネマの神様 (文春文庫)

原田マハ著・文春文庫

 本を読み終えて、次の本何がいいかな、と思い選んでたらカミさんから「映画好きな人には、これいいよー」と言われて読んでみた。

 昔から本を読むのも好きですが、同じくらい映画も好きです。どちらかというと、古い日本映画が好きですが、この本に出てくる洋画、「ニューシネマパラダイス」や「フィールドオブドリームス」とかは観ていました。
 
 ギャンブル好きな父親を持つ娘。その父親は、ギャンブルと同じくらい昔からの映画好き。その父親が心筋梗塞で倒れたのをきっかけに多額の借金が発覚。時を同じくして、娘は早い昇進を根に持たれたのか濡れ衣を着せられて会社を辞めることになってしまう。
 父の病気は幸いなことには軽く済み、ただ、これ以上借金をさせないためにギャンブル依存症を治す為に荒療治に出る。
 そんな時、父親が娘に無断で彼女の文章を映画雑誌のサイトに投稿したのをきっかけに、今にもつぶれそうな、その映画雑誌にライターとして雇われる。そして父は、昔を思い出し、自分も映画の感想を投稿し始める。心を打つ父の文章はやがて英訳されて海外の人にも読まれるように。すると、父の投稿にやたら絡んでくるアメリカ人が現れ、そのやり取りが話題となって、映画雑誌社は息を吹き返すことになる。。。

 山田洋次監督で映画化され、昨年12月に公開予定でしたが、コロナ禍の影響で公開は延期に。ようやく8月公開が決まったようです。
 もともと志村けんさん主演の予定でしたが、コロナで急逝され、沢田研二さんを代役として撮影されて話題となっていました。
 映画は原作と違う物語になるようです。

 映画は映画館で観るもの、というのは私も同意見です。大きなスクリーンで観るのは、外野の雑音の多いTVとは異なるまさに「体験」であって、単に物語を消費するものではありません。
 映画が始まる前のワクワク感。登場人物に感情移入する度合いもTVとは段違いです。

 そんな映画体験を味わわせてくれたのは、かつてたくさんあった名画座と呼ばれるロードショウを終えた映画をかけて安い金額で見せてくれる映画館でした。
 600円で2本立て3本立なんていうのも貧乏学生にはありがたかった。

 映画館にはキネマの神様がいる。映画好きに幸せを与えてくれる。
 そう、確かにキネマの神様は私もいると思います。
 最近見てない「ニューシネマパラダイス」引っ張り出してみてみようかな。
 ゴールデンウィークは引きこもり推奨らしいしww

キネマの神様 (文春文庫)

キネマの神様 (文春文庫)