横溝美晶著・フタバノベルズ
いやぁ寝かせましたw実に四半世紀以上。奥付を観ると1992年7月初版。これは古本で買ったのですがそれでも5年後くらいなので、入手は1997年頃。当時、横溝美晶マイブームで、新刊は必ず買っていて、この本は買い逃していた作品。既に3巻出ていたのですが入手できず、ずいぶん後になって3巻を手に入れた頃には横溝美晶マイブームは去っており、完全に本棚の肥やしとなっていました。因みに買ったけど読んでいない本、まだたくさんあります(^^;)。
高校3年生の青海涼くん。暴走族に入らず、夜一人でオートバイに乗って高速を飛ばすのが趣味。ある日、カツアゲされそうになるが徹底的にぶちのめし、相手の女をその場で犯す。プライドを傷つけられた男たちは、復讐の為に涼を集団で襲う計画をするが、1vs5のバイク対決で、涼は5人とも返り討ちに。この2つの事件をその様子を知る女から、数日後電話があり、やくざが金を移送するという情報を聞かされ、それを奪うことになる。名前の通り大人しく涼やかな顔をした涼は、人殺しも厭わない夜の街を走る野獣のような男であることを自覚し、今日も夜の高速を駆け抜ける。
舞台は80年代後半から90年代前半。今から20年以上前なので、舞台もストーリーもやっぱり古さは否めない。仮面ライダー直撃世代なので、若い頃は単車、乗りたかったんですけど親に反対され、友達の兄貴がバイクで事故って死んだり、同級生も高校の頃死んだりとバイク事故は結構身近だったというのもあり、結局自動二輪の免許は取らずにここまで来てしまいました。原付免許は取りましたけど。
昔ほどではありませんが、いまだに単車への憧れはありますけど、もう今更ですね。
さ、この勢いで残り2巻読んでしまおうっと。
- 作者:横溝 美晶
- メディア: 新書