というわけで今日も弓の練習。
6時からの部と思ったら、今日は5時からだった。早めに行ったと思ったら既にみんな練習中で焦った(^^;)。
それでも休みなく射位に立ち、2時間でなんとか50射できました。
的中率は、昨日とほぼ同じ22中/50射。相変わらず羽分けに届かず。最初の10射が4中/10射中、最後の10射が5中/10射。まあまあな感じ。
構えてから弦を離すまでとにかく一つひとつの動作に集中することが大切なんですけど、つい忘れてしまう。
足先と的が一直線になっているか。
ちゃんと取りかけているか。
顔向けは正しいか。平行に打ち起こしてるか。
矢を的の方に向けて押し開いているか。
右の拳は額の上にあるか。
胸の中心から均等に押し開いているか。(弓道って弦を引っ張るんじゃないんです)
弓をちゃんと押しているか。
そしてちゃんと的を狙っているか。
こういった動作を一つ一つ確認しながらやっているから、弓道の動作は自然とゆったりとしたものになります。
すべての行為(過程)は、的中を生む為のもの。これがひとつでも疎かになると、まず中りません。
手元の数mmが28m先で数十cmの差になり、36cmの的に中りません。
この動作の反復練習こそが弓道練習の肝と言っても過言ではありません。
どんな精神状態であっても、この動作を寸分の狂いなくできることが高い的中率を生みます。
そのためにはやはり集中力が大切。
人間、普通に生活をしている時に集中ってほとんどぢていません。
「鬼滅の刃」で”全集中”が流行語になりましたけど、いやいや、”全集中”は軽く口にするほど簡単なものでないし、鬼滅隊士たちが異形の鬼を倒す為に絶対に必要なことだと思います。
弓道って、柔道や剣道、合気道、空手に比べて、体術的にはほとんど役に立ちませんが、自分の集中の結果が的中という形ですぐにわかるという意味で、無理やり自分を集中に追い込むという意味では、”こころを鍛える”武道なのかもしれません。