大晦日に放送された、「第72回NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が34.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、歴代最低視聴率だったとのことで、”低迷””オワコン”と言われていますが、果たしてそうなのかな。
音楽番組で、30%を越える、否、ドラマも含めて30%越えなんて今はほとんどない中で、長時間の音楽番組の平均(最高ではない)視聴率が34%は、かなりすごい番組だと思います。
紅白歌合戦の歴代最高視聴率は、81%(第14回/昭和38年)とのこと。これと比べれば、確かに下がっているけど、今は時代が違います。
今年久しぶりにフルで紅白歌合戦を見ました。
いつもは子供たちが、「笑ってはいけない」を見ているので、私もザッピングしながら気になる歌い手さんの時だけ紅白にチャンネルを合わせる感じでした。
本物の俳優を連れてきてコメディをやらせる「笑ってはいけない」は面白いのですが、笑ったらアウトと言ってケツバットするのは、実はあまり好きになれませんでした。
ちゃんと紅白見てみると、やっぱり演歌の人は歌上手いなーとか、郷ひろみ、四捨五入したら70歳なのにすげーなーとか、見ごたえありました。
こういうのって今の人たち(自分も含む)のように、自分の好きな曲だけ見ていたらわからないこと。であれば、歌番組として、もう少しちゃんと歌を聞かせて欲しいなとは思いました。
今年を代表するような曲、といっても昔のように老若男女の世代を超えた歌というのがない時代ではありますが、それでも各世代の誰もが聞いたことのある曲というのはあるはず。それをちゃんと生バンドで聞かせるというのが紅白歌合戦であってほしい。
それと、”特別枠”はいらない。赤か白かに入って唄えばよい。妙なイベントは他の番組に任せればよいし、応援合戦はあってもよいけど前半後半に2回くらいでよい。
どう考えても、視聴率80%の時代はもうこない。TV番組の年間最高視聴率を取れれば面目は保てます。