野球漫画の第一人者、水島新司さんが1月10日に亡くなられた。享年82。
私的には「野球狂の詩」です。
野球はやるよりもフィクションで育った私。まずは「巨人の星」そして「侍ジャイアンツ」。これらのいわゆるスポ根ものも面白く見ていましたが、小学生の頃マガジンに連載されていた短編読み切りの頃の「野球狂の詩」を読んで、こういう野球漫画ありだなぁと思いました。魔球が出てくるわけではなく、血みどろで練習するわけでもなく、野球人にもそれぞれ人生がある。人情野球もの、とでもいえばよいのか。後半、水原勇気編になって”ドリームボール”とかの一応”魔球”が出てきましたが、星飛雄馬や番場蛮のような悲惨さはありませんでした。
実写映画にもなりました。水原勇気役は当時人気絶頂の木之内みどり。まるで漫画からそのまま出てきたような水原勇気でした。その一方でその他のキャラクターは無理やり漫画に合わせている感じが(^^;)。この映画結構好きで、数年前にDVDされた時買っちゃいました。
その後フジでアニメ化された時も最初は木之内みどりが勇気の声を当てていました。
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実はその後も「―平成編」「ー2000」「新・ー」と続いていたんですね。いずれ読んでみようと思います。
「ドカベン」も最初の柔道編から読んでいましたが、明訓高校があまりにも常勝過ぎて途中で手に取るのをやめてしまいました。これも実写映画になっていて、当時観ています。長島敏行のデビュー作。
それ以外にも「男ドアホウ甲子園」や「一球さん」「あぶさん」など、野球漫画に新しいドラマを持ち込んだ水島新司さん。たくさんの素晴らしい物語をありがとうございました。
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野球狂の詩(実写版)
ドカベン(実写版)これはなかなかの怪作。柔道編からやります。