電車の中で喫煙していたドキュンに注意したら、ぼこぼこに殴られて重体になっちゃった高校生とか、お医者さんが逆恨みされて、猟銃持った奴に監禁された挙句に亡くなってしまったり、何とも物騒な世の中で嫌になります。
人はすべからく自分の思い込みで行動していている。俯瞰してみるという行為、視点がないとこういう自分本位で事件を起こす加害者になる。
恐らく、こういう暴力行為を行った犯人には、ある種の正義があるんでしょう。でもそれは自分勝手なもので、社会的に許されることではない。
コロナ禍が2年も続いていると閉塞感半端なく、これまでもあったであろう「自分さえよければ」とか「自分は正しい」とか「自分は何も悪い事やってないのに」とかいう思いを強くする人も多くなると思う。
社会的なルール、暗黙のルールを逸脱している人に、正義感で忠告しても、本人にとっては”悪い事をしている”という自覚はなく、仮にあったとしても「俺様ルール」だから、忠告を聞くわけはない。さらに言えば、そういう輩は弁が立つわけではないので、言葉よりも腕力でケリをつけようとする。
事なかれ主義と言われるかもしれませんが、こういう場合は「君子危うきに近寄らず」が正解です。
もちろん、腕力に自身があれば別です。過剰防衛にならないように相手を無力化する。とはいえ、そういうやつに限って、刃物を持っていたり、ねちねちと恨んだりするので、あとが怖い。しばらくは夜道を歩くことも危険になっちゃいます。近くの大人、素人は役に立ちません。これもまた正義感で加勢したりすると、恨みのとばっちりを受けかねない。
電車であれば車掌さん、駅員さん、街中であれば警察に本人が特定できないよう通報し、事態の収拾をお願いするのが得策ではないかと思います。
街は、一見無害な人のようでも、実は変な人で溢れている。隣にいる人も心に刃物を持っているかもしれない。そして祖はものが懐からチラリとでも見えたら、距離をとるっていうのも身を守る術かもしれません。
亡くなられたお医者さん、重症の高校生くん。本当にかわいそう。でも私は助けられないかな。ごめんなさい。