日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「性商伝」

性商伝 (徳間文庫)

いその・えいたろう著・徳間文庫(初出時タイトル「欲望の司祭たち」/評伝社1990年)

風俗もののノンフィクションは、15年くらい前にすごく読んでいました。この本もその頃読んでいたのをすっかり忘れて再購入してしまいました。

徳間文庫で「性*伝」とうタイトルで5冊(「性人伝」「性商伝」「性鬼伝」「性女伝」「性狂伝」)と出ていて、「性人伝」だけどうしても見つけられず読めていません。
・日本一のソープ王国の首領 鈴木正雄
・性を科学するAVの巨匠 代々木忠
・歌舞伎町に君臨するホスト王 愛田武
・キャバクラを発明した才商 新冨宏
雄琴ちろりん村の聖母 羽渕利子
・ストリップ界の女帝 斉藤智恵子
・夜を演出する異才 森川孝人
・エロヌードの仕掛人 矢野浩祐
・性の料理長 亜美伊新
・元祖ピンクサロン創始者 七堂敏夫
巻末に戦後風俗史と人物抄
解説:藤本義一

ピンサロ、ソープ、キャバクラ、ストリップ、AVにホスト。主に男性の欲望を満たすこれらの性産業は、人類史が始まって初めての仕事が売春だったとか言われます。その真偽はともかく、いつの世にも人の生活しているところに性産業が栄えるのは必然なのかもしれません。

性について殊更タブー視することに昔から違和感を持っていました。もっともなんでもオープンにしてしまうことがよいというわけではありません。隠しているからこその楽しみもある。”チラリズム”やふとした表情や、普段見せることのない姿を垣間見た時にエロチシズムは感じるものだと思っています。
 買う、売るというのはいけないといいますが、買う人がいるから売るのか、売る人がいるから買うのか。いずれにせよ、そういう世界での需要と供給が成り立っているわけで、そこにとやかく言うつもりもありません。
 
この本の元本は1990年発行、文庫化は97年で、文庫化からも既に25年経っています。ここに挙げられている性風俗産業で生き残っているのはAVぐらい。コロナ禍になる前から、ストリップ劇場、ソープランド、ピンサロ、キャバレー、キャバクラ、ラブホですら激減しています。
とはいえ、形を変えて風俗産業は生き残っていくでしょうし、性を供給していくんでしょうねぇ。

巻末の戦後風俗史がなかなか興味深かったです。昭和22年ストリップの元祖、額縁ヌードショウ「ビーナスの誕生」。今となっては微笑ましいわww

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