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「日本の風俗嬢 」

日本の風俗嬢(新潮新書)
中村淳彦著・新潮新書

「女はいいよな、最後には身体を売れば金になる」なんて言葉はもう大昔の事。この本の初版は2014年、もう10年も前でこの状況だから、10年後の今は更に厳しくなっているに違いありません。

「風俗嬢」というと何らかの事情で仕事につけない人、悪い男に引っかかり斡旋された人、今ではホストクラブにハマって貯金を崩し昼間の仕事では全くやっていけない人など様々な理由で入る人が多いと聞いていましたが、それでも面接をして採用されるのは、50%以下だとか。これはライトなファッションヘルスピンクサロンでも同様で、ましてやアダルトビデオなんて更に狭き門らしい。
そういえば、AV女優(今はセクシー女優というらしい)の容姿が飛躍的に上がったのは80年代後半、小林ひとみが出始めたくらい。その後AV女優は年々芸能人並み、いやそれ以上に@脱がなくても全然いけるんじゃない?」って娘さんもAVで絡みを熱演している。こういった単体女優さんはもう別格で、以下企画単体女優・企画女優と出演料も下がっていく。企画女優に至っては丸1日拘束で1本数万円くらいとか。一般企業のバイトと同額かそれ以下。格安ソープもそれくらいらしく、1ヶ月働いて100万越えなんてバブルの時期くらいで、今は平均して30万くらい程度。今や性風俗が貧困女性(男性も)の最期の砦(セーフティネット)になっていない。もはや風俗嬢になるのも厳しい状況です。
しかも店舗のある店ならまだ安全ですけど、最近はデリバリーヘルスが風俗の中心でホテルという密室に見知らぬ人と性行為をするというのはやっぱり危険も伴うし病気の心配も常に付きまとう。
一方で、風俗嬢、セクシー女優に誇りをもってやってる人、望んでこの業界に入ってくる人もいるそうですが、「風俗嬢」という”職業”は今でも社会的にマイナスの烙印、偏見を持たれている。華やかな単体AV女優ですら、表立って「AVやってます、やっていました」と声にする人は少数。長い不況の中、性風俗に関わる女性は増え続け、今や風俗嬢になるのも高いハードルがある。厳しい世の中です。

私もそれこそ30年以上前は友達と連れだって(どちらかというと仕方なくですが)行ったことはありますが、それ以来風俗関係には立ち寄っていません。あ、15年くらい前に、お客さんに誘われてキャバクラに数回連れてってもらいましたが、自分からキャバ沼にハマったことは一度もありません。デリヘル流行りだしたころからその手の産業は卒業しました。

大久保病院付近には”立ちんぼ”が出ているらしいけど、個人営業なんて病気が怖くて行く気にもなりません。

性風俗産業は、最古の職業といわれますが、もしかしたらもう絶滅の道を歩んでいるのかもしれません。

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