「仕事は自分で探せ」「自分で何が必要か考えろ」「自分で見つけ出せ」
よく言われることですが、私はずっと疑問に思っています。
「人に言われて動くのは駄目だ」とも言われますが、真面目な人ほどそうしているうちに沢山の仕事をし出して、「忙しい、忙しい」という。
いや、それ誰も求めていないから。
私は常々仕事は105％だと思っています。
100％未満はそもそもダメ。
100％で及第点。
105％でやっと評価の対象。
それ以上はやりすぎで、周りや後任に迷惑が掛かります。
これが分からない人は、全力で仕事をします。で、上手くハマると105%以上の成果を出してしまいます。
そうなると、同じやり方をすれば誰でも高い成果が出ると勘違いされて、周りの人の目標も高くなります。
それだけの仕組みを作り能力を発揮したのは、時間をかけて一つひとつ積み上げた関係性や、コミュニケーション力も含めうまく関係者を巻き込めた個人の力なのに、そういうことがすっぽり抜けて誰でもできると思われます。
今の組織がまさにそうで、そうやって仕事がどんどん増えて首が回らなくなって、誰のために仕事をしているのかが完全に見えなくなっている。
やらなくていいことを後生大事にやることで、自分の存在意義を感じるという愚かさ。
いいんですよ。相手が望むことをまず100％提供する。できれば105％提供する。ここまでやると感謝され信用される。
相手の望んでいない事を想像し、自分で仕事を探す、作ることこそ、愚か。
そこまでやってくれとはいっていない、という事をやり始めた時から、面倒な存在になってしまうと思うのです。。
