安倍元首相の国葬が９月２７日日本武道館でやることが決まったそう。
是非は色々あります。安倍さんは功罪、疑惑も沢山ある人でしたが、少なくとも、通算3188日、第2次安倍内閣でも2822日と憲政史上最長というのは評価に値します。もっとも、野党、ライバルが弱かったというのはありますけど。
長い政権は、対外的な信用を生みます。それまでは、覚えきれないほど総理大臣が変わって”日本の顔”にならなかった。一方で、長い間権力の座につくと腐敗の温床にもなります。
今回の国葬論議は、非の部分だけを見れば、その通りだし、一応国費（税金）を使うのであれば、閣議ではなく国会の議決があったほうが良いとも思います。
ただ国葬にすることで、外国の要人が最優先で訪問してくれるというのは、外交的にはメリットです。通常であれば、様々な調整をして、何年、何ヶ月も前に予定しなければ首脳クラスの人の訪日はありえません。国葬をきっかけに少しでも会ってお話ができることは、日本にとっては良いことだと思います。
安倍元首相を両手を挙げて”最高の首相”であったとは、私も思いません。
ただ、近隣諸国に対して一定の距離を持ち続けた事は良かった。韓国がひっくり返そうと機会を伺っている”慰安婦合意”やすでに50年以上前に日韓基本条約でけりのついている募集工の補償（徴用工）問題を取り合わない姿勢などは、このまま遺志をしっかり受け継いでほしい。
アベノマスクは采配ミスでしたね(^_^;)。未だに封も開けてないわｗ
国葬に相応しいかどうかは人それぞれ思うことはあるでしょう。
自分の税金を使われたくない、って人も沢山いると思います。
なら、次の選挙行きましょう。自分の意見が反映されていない国会と思うなら、選挙で代表者を選び国会に送り込む。
それが民主主義を標榜する日本の正しいあり方で、独裁国家のようにそれを制限していません。
良し悪しはともかく、日本の元首相、しかもある一定の支持を集めた人が凶弾に倒れた。
こういう事を肝に銘じて置くためにもちょこちょこと葬儀をやらず国を挙げてやる事は、ま、ありっちゃーありと思います。数億円かかるって言っても、国民一人あたりでは、10円未満。どうぞ、私の10円使ってください。
