所属する弓友会の例会。毎年10月は初代会長を顕彰し名を冠した特別な例会になります。とはいえやるのは毎月の例会と一緒の10射で競うもの。今日は4中しかできず、入賞に絡むこともなく…。
弓道の試合は、的中数で競います。
ですので、試合で的中することはとても大切なこと。でもそれだけではないのも弓道だったりするからややこしい。
審査も的中すれば昇段できるというほど簡単なものではなく、的中しても昇段できないなんてことはざら。
なので的中を軽視する人もおります。正しい射を体得すれば自ずと中る。確かのその通りなのですが、的中する技術を得る為には、的中の感覚を知らなければいつまで経っても正射にはなりません。
正射というのは、どのような体調、精神状態であっても正しい射=中る射ができるということ。
何度か書いていますが、中った射でも正しくない射である事は往々にして有りますが、中らない射は、明らかにどこか間違っている射であるということ。
なので、どうやって中てる射をするか、常に中たりを求めていくことは間違いではないと思います。
弓道を学ぶ中で、初心者は中たりを気にせず射法八節をしっかりと身につけることが大切です。勿論それはどんなに高い段位になっても必要なことですが、気にしないといけないポイントはそれぞれの力量で異なってくるのではないかと思います。
なぜ中らないか、中てるためにはどうしたら良いか。
中てることのみに執心することは”中て射”といって嫌われる事なのですが、わたし的には、ロングレンジで敵(的)を狙う弓という武器で、中てる事を蔑ろにすることは技術向上の妨げになるんじゃないかなと思うのです。。