松本零士さん死去 零時社がコメント発表「星の海に旅立ちました」
(サンケイスポーツ・2/20(月) 11:43配信)
「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などで知られる漫画家の松本零士(まつもと・れいじ)さんが13日午前11時0分、急性心不全のため、東京都内の病院で死去していたことが20日、分かった。85歳だった。告別式は近親者のみで執り行い、喪主は妻で漫画家の牧美也子さんが務めた。後日、お別れの会を開催するという。
松本さんの長女で零時社代表取締役の松本摩紀子さんがコメントを発表した。
以下、全文
漫画家 松本零士が、星の海に旅立ちました。
漫画家として物語を描き続けることに思いを馳せ駆け抜けた、幸せな人生だったと思います。
「遠く時の輪の接する処で、また巡り会える」と松本は常々申しておりました。
私たちもその言葉を信じ、その日を楽しみにしています。
これまで応援くださいましたファンの皆様、作品を世に送り出してくださいました関係各社の皆様、お世話になりました各自治体ならびに各団体の皆様、若かりし頃から共に切磋琢磨してくださった漫画家の先生方、そして旅立ちにあたりサポートしてくださいました病院の皆様、心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
「宇宙戦艦ヤマト」から始まった松本アニメブームの洗礼にどっぷり浸かった中高時代。
「宇宙海賊キャプテンハーロック」では男の生きざまを。「銀河鉄道999」では限りある生命の尊さを。
「男おいどん」からは、くじけない心を。
「セクサロイド」からは、愛は科学を超えることを。
どんなに辛いことがあっても我慢して生きていくことで開けることも確かにあることを教えてくれました。
多くの戦場漫画シリーズ(ザ・コクピット)では、志半ばで倒れていく若者たちの鎮魂を。
でもそんなに肩肘張ってばかりでは生きていけない。
「ひるあんどん」「聖凡人伝」「大四畳半大物語」「ワダチ」「大純情くん」「インセクト」「ガンフロンティア」「クィーンエメラルダス」…。
影響を受けなかった作品は有りません。
おそらく私のこころの多くの部分が松本作品で成り立っているといっても過言では有りません。
素晴らしい作品をありがとうございました。
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