昭和40年男 最新刊。
今回の第1特集は、「俺たちのゴジラ - 第二次怪獣ブーム世代の逆襲 -」
ゴジラ第1作は、1954(昭和29年)です。当然生まれておらず、自分の世代は 第2次怪獣ブーム(1971年~1974年)でした。
この頃、第1次怪獣ブーム時代のゴジラ映画が再編集されて、「東宝チャンピオンまつり」のプログラムのひとつとして上映されました。
ゴジラ関係だけですと、
1969・ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(新作)
1970・キングコング対ゴジラ(1962版再編集)
1970・モスラ対ゴジラ(1964版再編集)
1971・怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ(1965「怪獣大戦争」再編集)
1971・ゴジラ対ヘドラ(新作)
1971・ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(1964「三大怪獣 地球最大の決戦」再編集)
1972・地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(新作)
1972・ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966版再編集)
1972・ゴジラ電撃大作戦(1968「怪獣総進撃」再編集)
1973・ゴジラ対メガロ(新作)
1973・怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1968版再編集)
1974・ゴジラ対メカゴジラ(新作)
1975・メカゴジラの逆襲(新作)
1977・キングコング対ゴジラ(1970版リバイバル)
と、生まれる前のゴジラ映画の短縮版と新作を観ていました。
もっとも最初に観たのは1971の「ゴジラ対へドラ」それ以前の作品は、第1作「ゴジラ」続編「ゴジラの逆襲」は白黒映画だった為かTVではあまり放送されず見たことはありませんでした。
第1作「ゴジラ」は1984のニュープリントリバイバルの時に初めて映画館で観ました。
この衝撃!
ゴジラは、私たち世代にとっては”正義の味方”だったのに、完全な恐怖の対象、悪者でした。
勿論ゴジラは、生物本能として”自分より強いものを倒す”、”自分の生活圏を脅かす存在を駆逐する”というだけで、人間の味方などではないということに改めて気づかされました。
また、低予算時代の新作ばかり見ていたので1960年代のオリジナル版を見ると、脚本や構成もしっかりしていて十分大人の鑑賞に堪えうる作品でした。
こうしてゴジラ映画、東宝特撮映画にハマって40年。
そしてついに同学年の山崎貴監督による新作ゴジラ映画「ゴジラ-1.0」が作られました。
今号でも冒頭約20頁を「ゴジラ-1.0」に割き山崎監督他インタビューを掲載、それ以降81頁まで「対ヘドラ」以降のリアルタイムゴジラを特集という昭和40年男に寄り添った企画になって読み応え十分。
連載特集は「昭和54(1979)年」
堺正章版「西遊記」テレビ朝日「ドラえもん」「俺たちは天使だ!」「熱中時代」「同刑事編」、「西部警察」に「3年B組金八先生」が始まったのもこの年。映画版「銀河鉄道999」も1979年でした。映画のプロモーション「ミステリーツアー」も4頁を割いて解説しています。
「太陽を盗んだ男」もこの年ですが、まったく知らず、初めて観たのはつい最近(と言っても20年くらい前)でした。
中学校2から3年の頃。多感な時期でした。ん?あんまり勉強した記憶がないなー(^^;)。
「ゴジラ-1.0」また観に行きたい。