現在公開中の「ゴジラ-1.0」のノベライズ。山崎監督が書いています。
当然、ゴジラ映画ですから、小説版だけではなく映画を観た方がよいです。
少しだけ映像化されていない部分もありますが、基本的な流れ、台詞は映画本編と同じ。ソフト化されるまでの脳内補完用と考えてよいかと思います。
今回のゴジラは、山崎貴監督の為、いつもの「東宝特撮」感が薄まっており、どちらかというとこれまでの山崎監督作品の「三丁目の夕日」「永遠の0」「アルキメデスの大戦」「海賊と呼ばれた男」の集大成といった感じです。
また時代設定が、太平洋戦争末期~2年後(1947年)と、まだ当時を知るお年寄りがギリギリいる時代。山崎監督のお得意とする戦後の画面は、ゴジラ映画ファンはもとより、幅広く観客動員をかけられる内容になっています。
そして、主演の2人(神木隆之介くん、浜辺美波ちゃん)は、NHK連続TV小説「らんまん」の夫婦役。もっとも、撮影は「ゴジラ-1.0」の方が先だったとのことですが。
うちのカミさんは「ゴジラ」映画ということだけで「観ない」という判断らしく、恐らくそういう人は多いと思いますが、そういう人にこそ観て欲しいし、なんなら昭和29年の第1作「ゴジラ」を映画館で観たという人、戦後の風景を覚えている人に観て欲しい作品です。
(予告編)
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