恐い話が実は結構好きで、
もう30年近く前、TBSラジオでやっていた
『夜のミステリー』以来の恐い話フリークだ。
(さすがに知っている人は少ないに違いない)
今回TSUTAYA半額。でなんとなく数合わせで借りた、
『呪い 実録・死の撮影旅行』は、
そりゃもう、ひどい出来で、
半額で借りても損した気分にさせられる稀有な作品だった。
内容は、『突撃、探検隊』とかいう深夜番組をやることになって、
カンボジアにいる半魚人をオーディションで募集した5人の若者で
探しにいくという、『川口浩(今は藤岡弘がやっている)探検隊』シリーズの
2番煎じみたいな作品を撮るところから始まる。
当然そんな半魚人なんかいないわけで、
足跡だとか爪あとだとかをつけ、挙句の果てには、
同行の女ディレクターは半魚人のゴムマスクを用意して
やらせをさせようとする。
そんなこんなで、収録は進むけど。
収録中にまず2人の男女がいなくなり、
その後次々に化け物に襲われる。
そんで、最後はディレクターを含む全員が行方不明になり、
企画はお蔵入り。
後に残されたテープを観ると化け物のすがたが一瞬・・・。
「ブレアウィッチプロジェクト」をまねたんでしょうけど、
もうね、この作り方は2回も3回もやって受けるもんじゃないっつー事が
判らないのかね。
しかも『呪い』って、全然呪いでも何でもないじゃん。
低予算でも、『呪怨』のV版のようにこえー作品ができるのに
もうホラーブームにおんぶに抱っこに肩車したような
ふざけた作品。
あー時間の無駄であった。