日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「少年プラズマ戦隊」


 松本零士になる前、松本あきら名義で少年漫画雑誌「冒険王」に連載されたSF漫画。昭和41年新年号からですから、私が生まれてちょうど1年後。勿論覚えていません。今回読むの初めてです。
 月刊漫画誌チャンピオンREDの今日発売の12月号の別冊付録として復刻されました。来月発売号にはつづきが同様に別冊付録として付く予定。
 チャンピオンREDではこれまでも、短くて単行本化されていない松本作品を何度かこういった形で復刻しています。一番最初、少年ジャンプ「ザ・トチロー」(79,80年単発読切)が付録で付いた時見落として、時すでに遅し入手できないという失敗。その後15年3月号で「スーパー99」の未収録回他を収めた第2弾「松本零士 単行本未収録作品集」として別冊付録が付いたものは無事GET!
 正直、松本零士って今風に言えば"オワコン"。とはいえ私みたいなどっぷり松本ブームに浸かった世代は、まだ読んだことのない松本作品というだけで、ドキドキ、即購入となります。
 今月号から「ガンフロンティア」のリメイクがスタート。連載中の「キャプテンハーロック」のリメイク作品「キャプテンハーロック〜次元航海」、手塚治虫の「三つ目がとおる」もリメイクされている。どう考えてもターゲットは私たち?もっとも、すでに元作品は30−40年前。今の人たちにも受け入れてもらいやすい絵柄、ストーリー展開でリメイクするのは私的には全然あり。元作は手に入りにくいけど、興味をもったら元作を観てほしいって気持ちはありますけど。


 昭和41年ですから、なんと50年前。"戦隊"といえば、いまでは、日曜朝のスーパー戦隊くらいしかありませんが、昔は「レインボー戦隊ロビン」とか集団で悪と戦う部隊がいろいろあったもんです。名前には戦隊ってついていないけど、「サイボーグ009」(64年〜連載、以降何度かアニメ化)や、「忍者部隊月光」(64年〜実写)、科学忍者隊ガッチャマン(72年)とかも戦隊ものですね。そういえば最近あんましないなぁ。というかこの手のSF作品がないか。

 そんな戦隊ものの草分け。頁数が少なく単行本化されていなかったまさに幻の作品です。


 冥王星の外側に第10番惑星が、日本の女性科学者、島博士によって発見され、島博士自ら、第10番惑星探査に赴く。1年後、探査船は満身創痍ながら地球に帰還するが、機体を破損しており着陸に失敗、島博士は大けがを負う。探検隊の持ち帰った資料によると、第10番惑星はウラン・金銀をはじめ鉱物資源の宝庫。ただし大人は近づくことができないという特殊な放射能鉱物が存在する。そこで島博士の一人息子ヒロシと宇宙大学の同級生沖田ススムほか若者たち7名で「少年プラズマ戦隊」として、第2次惑星探査に向かうが…、という話。

 コマ割りや絵柄は確かに今観ると古い感じは否めませんが、ストーリー展開は単純だけど結構ワクワクします。当時にしてみればかなり最先端の漫画だと思います。
 沖田とか島とかススムとか、のちの宇宙戦艦ヤマトでも使われる名前が出ているのも松本作品らしい。


 本日発売なのでまだ書店にあります。立ち読みって訳にもいかないので、興味のある方はぜひお求めください。
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