日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

『孤独の歌声』/天童荒太 を読む。

hee2007-04-12

永遠の仔』から天童荒太にハマってます。


人は一人では生きていけない。
この使い古された言葉に、
ずっと、違和感を持っていました。


ホントかなぁ。


私は結構独りでいるのが好きです。
んと、誤解があるといけないのですが、
人と話したりするのも嫌いではないのです。
いつも子どもたちとカミさんがいるので、
たまに、実家に帰っていたりすると、
寂しかったりもします。


でもね。
それでもやっぱり人はひとりなんだと思うのです。
ひとりで生きていくこと。
ひとりでもしっかりと生きることが大切なんじゃないかと
思うわけです。


この本の中の登場人物が、
「人はひとりでなんか生きていけない」という言葉に
こう答えます。


「……ひとりだから出会える」
「ひとりで歩いているから、出会える…出会って別れるまでの、短い関わりのなかに、わずかにでも生まれるものが、大切なんだと思う。」

けだし名言です。
まさにわたしが思っていることです。

繰り返しになっちゃうけど、
人に寄りかかって生きていくことじゃない。
ひとりひとりが孤独に耐えながら、
でも、しっかりと歩いていくことが出来るように
大切にいきていくこと。
そんな中での、
出会いと別れの間の一瞬が大事なんだと思う。