人は一人では生きていけない。
この使い古された言葉に、
ずっと、違和感を持っていました。
ホントかなぁ。
私は結構独りでいるのが好きです。
んと、誤解があるといけないのですが、
人と話したりするのも嫌いではないのです。
いつも子どもたちとカミさんがいるので、
たまに、実家に帰っていたりすると、
寂しかったりもします。
でもね。
それでもやっぱり人はひとりなんだと思うのです。
ひとりで生きていくこと。
ひとりでもしっかりと生きることが大切なんじゃないかと
思うわけです。
この本の中の登場人物が、
「人はひとりでなんか生きていけない」という言葉に
こう答えます。
「……ひとりだから出会える」
「ひとりで歩いているから、出会える…出会って別れるまでの、短い関わりのなかに、わずかにでも生まれるものが、大切なんだと思う。」
けだし名言です。
まさにわたしが思っていることです。
繰り返しになっちゃうけど、
人に寄りかかって生きていくことじゃない。
ひとりひとりが孤独に耐えながら、
でも、しっかりと歩いていくことが出来るように
大切にいきていくこと。
そんな中での、
出会いと別れの間の一瞬が大事なんだと思う。