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それでもボクはやってない

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!」周防正行 を読む。
前半は映画のシナリオ。後半は、カットした部分の理由、作品を作るきっかけとなった『刑事裁判の心』を著した木谷明氏との対談。
この作品、映画も観たしDVDも所持。そもそも周防作品が結構好き(といっても5本しかない)なのです。
痴漢冤罪をあつかったこの作品。先日も防衛医大教授の痴漢事件が最高裁逆転無罪となったニュースが出たけど、満員電車で毎日通勤している私にとって決して他人事ではなく、いつ自分が当事者になるかもしれない身近な話題だ。
女性の近くには寄らない。両手は見える位置(胸より上)に。だだでさえ辛い通勤にこれほどまでに気を使わねばならぬのか。痴漢で逮捕されると99.9%の確率で有罪だそうで、私なんざ煩悩の塊だし家宅捜索でもされた日にゃ、120%有罪に違いない。
痴漢という犯罪は許されるものではないし、本当にやったのならそれなりの処罰を与えられて当然だと思うが、事実認定が、被害者にしかわからず、しかも被害者は可憐な少女、加害者はすけべ(そうにみえる、もしくは一見真面目そうに見える)なオッサンであれば、どちらを信用するかは自明のことで、そういった心証が、99.9%の有罪となるわけか。
本当に気をつけないとね。
それにしても周防正行という人。ある意味オタクだなぁと思う。修行僧の話(ファンシィダンス)、学生相撲(シコふんじゃった。)、社交ダンス(ShallWeダンス?)そしてこの「それでもボクはやってない」など普通の人の面白がる目線とちょっとずれている。自分の全く知らない世界なのに、すばらしいエンターテイメントにしてくれる周防監督。目が離せません。

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!