日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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 「犬神家の一族 愛のバラード」がよいのです。

(注:本日の内容には、youtubeリンクを貼っています。携帯・スマホでは、正しく表示されませんので、PCでご覧いただくとより楽しんでいただけます。)


 1976年、角川春樹事務所が満を持して映画製作に乗り出しました。その第1作が横溝正史原作「犬神家の一族」です。音楽は、私たちアニソン好きには「ルパン三世」でお馴染の大野雄二。オープニングに使われ、当時CMにもよくつかわれていたのが、「犬神家の一族 愛のバラード」という曲↓。聞いたことあると思います。

 「犬神家の一族」はとても良い曲ばかり。サウンドトラックがCD化された時に迷わず買った位。特にこの曲はすごく好きです。公開時、この曲に歌詞が付いたEP版(シングルレコードね)が出ていたのは知っていたんですが、本編では、ボーカル付きでは流れません。当然「えー、歌詞なんていらないー」と思って聞いていなかったのです。
 今日は1日家におり、何気にYOUTUBEを見ていたら、この歌詞付バージョンがあり、聞くともなしに再生してみると、これがいいんです。
 上のインスト版と聞き比べてみてください。作詞は山口洋子五木ひろしよこはま・たそがれ」「夜空」中条きよし「うそ」とか作詞された人。

 恐らくこの歌詞は、佐清(すけきよ・あおい輝彦)を想う珠世さん(島田洋子)の気持ちを唄った歌なんでしょうが、金子由香利の歌声は、松子夫人(高峰三枝子)が唄っているようにも聞こえる。で、松子夫人の気持ちになって聞いてみると、一人息子の佐清を愛する松子夫人の哀しさをも表しているように思えるのです。
 曲が大野雄二ですから「ルパン三世 カリオストロの城」の「炎のたからもの」にも似た感じです。
 「犬神家の一族」最近の若い人の中には知らない人もおり、どちらかというと白いラバーマスクの…とか、湖に突き出た脚とかが有名で、キワモノ映画と思っている人も多いかと思いますが、まだ観ていないよという人は是非観てほしい邦画の名作です。あ、同じ市川崑監督ですが、2006年版ではなく、1976年版を観てください。