といっても、もう何度も観てますけど、昨日2を観たんで改めて。
「ガメラの敵にはなりたくないよね」と、2のエンディングで、穂波の頬笑みとともに終わった「ガメラ2」。3は、東南アジアにギャオスを追いかけてきた長峰(中山忍)が、ある村に墜落したギャオスと出逢うシーンから始まる。1以来、すっかりギャオス専門家になった様子の長峰。昨日の金子監督の話では、スタッフは、長峰派と穂波派にわかれていたらしい。私的には悩むけど、どちらかといえば中山忍好きかも…。
2の物語以降ギャオスが、世界的に大量発生しているらしい。それは、2の仙台消滅時の仮死状態からの復活、最後腹部からこれまでの口から出すプラズマ火球より強力なアルティメイテドプラズマ火球を出す為に、本来偏在する超自然の力(マナ)がガメラに集中した為、自然甲斐のバランスが崩れ、邪悪な存在であるギャオスの大量発生につながったらしい。
こうして、ギャオスとの第2ラウンドがスタートするわけですが、そこに1の時にガメラが都心で戦闘をした際にマンションに取り残された両親を殺された少女(前田愛)が出てくる。勿論ガメラ悪意があってしたことではない。ウルトラマンだって市街戦をやれば家を踏みつぶしビルを壊す。巨大生物が歩けばそれだけ被害者は間違いなく出る。確かに怪獣vsウルトラマンでは悪=怪獣、ウルトラマン=善ですけど、ウルトラマンが戦闘中にビルを壊し、そこに自分の愛する人がいて死んでしまったら、残された人の恨みは、ウルトラマンに向かう。そこでは一般的なウルトラマン=善という図式は成り立たない。こういう作劇を怪獣ものでやったのは、唯一じゃないかな。
この映画はこのガメラに恨みを持つ少女・比良坂が、過去封印された空飛ぶ怪獣・柳星張(りゅうせいちょう)の眠りを覚ましてしまい「イリス」と名付けてガメラと戦う話。「イリス」はギャオス変異体。でも外見にギャオスの特徴は全然残していないよね。
最後、何千、何万というギャオスが天空を覆っているシーンで終わるこの映画。本来なら続きが観たいところです。
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