日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

正直、全然気持ちの整理はついていないけど…。

 昨日つーか今日まで、パセラでオールして、早朝に帰宅。カミさんは何も言わず迎えてくれました。もっともベットで寝てたからですが。
 隣のベッドに倒れ込むように寝てしまい、起きたら13:00(^-^;)。寝てないってのもあるけど、この1週間気が張っていましたからね。昨日も今日も弓の稽古が出来なかったけど、まぁしょうがないか。

 故人に誘われ、共通のコミュニティに参加をしていたこともあり、友人関係の連絡係を引き受けたものの、かなり神経を使いました。
 故人はいろんなコミュニティに参加をしている人で、mixiを通じて参加しているところも多く、そういったネットを介した情報交換によって形成しているコミュニティというのは、情報伝達スピードが格段に違いますし、かつての「家族ぐるみのお付き合い」ではなく、個人的なお付き合いの幅が非常に広くなり、かつwebネームで付き合いを継続しているので、住まい、連絡先はおろか、本名すら知らない関係の中で付き合いが継続することになります。
 私もこの10年位、ネットを通じて知り合った人の中には、いまだに本名を知らない人がたくさんいます。それはそれで、人づきあいの新しい形と容認していますが、今回のような件にかかわると関係性の強弱が本人以外には判りにくいといった側面は少なからずあります。
 
 葬儀は、結婚式のように、本人がいてある程度の準備期間を取って行われるものでなく、短い時間の中で、本人のいない中、喪主が中心となって故人の関係先に連絡を取ることになります。その関係の強弱や連絡先が、故人にしか分からない状況というのは、残された人にとって強いストレスとなります。

 この新しい人間関係は、本人にとっては大変居心地の良いものだと思いますが、葬儀のような、旧来の儀式を執り行う時は、障害になります。
 
 例えば、葬儀にはどれくらいの人数が参列するのか、それすらも判りません。それでは、どれくらいの広さの斎場で葬儀を行うか、御会葬返礼はどれくらいの数用意すればよいのかすら決める事ができません。ですので、今回は、情報の制限をし、ネット上に訃報をアップすることを制限させていただきました。それでも結果的には、想定の倍近い参列があったと聞いています。これが、情報制限をしていなかったら、ゆうに3倍4倍の参列者があり、会場はパニックになっていたに違いありません。本来であれば、たくさんの方にご会葬いただく事が故人にとって何よりもうれしい事かとも思ったのですが、現実はそうはいかないものなのです。とはいえ先にお伝えした方にもご苦労、ご迷惑をお掛けしてしまいましたし、一方でお伝えしきれなかったたくさんの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかしながら、それがネットで友人を得ることで生じる難しさと思っていただけると大変有難く思います。

 いみじくも喪主である奥様が、お通夜後に「連絡先は、ちゃんと共有すべき人と共有しておくこと、それも紙で」と仰っていました。あるコミュニティに連絡取る為にはどの人が要となっていて、どうすれば一番効率よく伝えることができるのかをしっかりと話し合っておくことは本当に重要な事です。このリストさえ作っておけば、大きくやるにせよ、こじんまりとやるにせよ情報伝播のコントロールが可能になります。最近は、連絡先の殆どがパソコンや携帯やスマホの中に収蔵されてしまい、夫婦といっても簡単に本人以外がみることはできません。だからアナログですけど紙のリストが一番という事ですね。

 ネットを通じてお友だちをいっぱい作っている人は、是非故人の想いとしてこの件を胸に刻んでいただきたいと思います。

 とはいえ、本当にお世話になった方なんで、私はさほど苦労したとは思ってないんですけどね。