以前はうちの近くに数件のレンタルビデオ屋さんがありましたが、今は、駅隣接のビルにあるTSUTAYAのみ。レンタルビデオ(DVD)は比較的よく利用するのですが、このTSUTAYA、最近邦画、洋画の並びをタイトルのアイウエオ順に変えてしまい、見難いことこの上ない。
明らかに店員の質が下がっているからに違いない。レンタル済の作品を棚に戻す際は、その方が楽だからね。しかし、せめて監督別とかにしてくれないものだろうか。。
ロマンだ、サスペンスだ、SFだという区分けも良くない。一人の監督でいろんな要素がある。深作欣二は「仁義なき戦い」の後「宇宙からのメッセージ」だよ。市川崑だって「犬神家の一族」以下金田一耕助シリーズだけじゃなく「竹取物語」もそう。有名どころの溝口健二、小津安二郎、黒澤明は監督コーナーがあるけど、同じレーベルで出ているから判りやすいだけ。
単純に比較はできないけど、CDショップの棚は、アーティスト順に並んでます。クラッシックとかは、作曲者順だったり。タイトル順とかはありえない。作品数の少ないアーティストは、アイウエオ順になってますけど。
「新撰組!」と別の棚に「新撰組!!土方歳三最後の一日」があった時は、もう、あ然でした。正当な続編すらまともに扱わない神経…(最近ちゃんと「新撰組!」の隣に並んでますけど)。
確かに、店員は皆バイトかもしれない。でも、日本初の映画専門の大学まである駅で、この並び方はいかがなものかと思う。映画、詳しい人いっぱいいると思うんですよね。本屋さんでも「店員オススメ!」とか手書きのPOPで売上を伸ばしているところがあると聞きます。安易に「アイウエオ順」などを導入しても、客にとっては迷惑この上ない。その上、お笑いとか、韓流とかの棚ばかりドンドン充実してくる。恐らくそういう種類が好きな店員でも居るんだろう。
一方で、新宿TSUTAYAの充実ぶりはすごすぎ。
監督別、制作会社別で分けるわ、DVD化されてない作品はビデオを陳列する。勿論最近の作品は、アイウエオ順でライトユーザーにも優しい。
つまりは、店作りを真剣に考えているか否かは、棚をみれば判ります。
新百合ヶ丘TSUTAYA。寡占状態だからといって甘えないで欲しいものです。。