日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「サラリーマンNEO―内村宏幸オリジナルコント傑作集」を読む。

 
 NHKのコント番組「サラリーマンNEO」。現在Season6までやっていて、2011年には映画化もされました。
 サラリーマン、OLを登場人物にしたショートコントと、連続ものを組み合わせて、更に、企画もの「世界の車窓から」のパロディで、社食訪問をする「世界の社食から」や、「働くおじさん」のパロというかまんまパクってる「はたらくくおじさん」を30分番組に詰め込んでいました。最近は単発スペシャルでたまに放映しています。
 
 この本は、初期のコント「部長の親」「山羊座O型」のシリーズや単発コントを集めた「サラリーマンNEO」唯一のシナリオ集。
 このシナリオ集を読むと「サラリーマンNEO」は、放送されたコントの台詞が如何に脚本通りに演じられているのが判り、しっかりとした脚本で作られているというのが良くわかります。
 本来お笑いというのは、偶発的なものではなく、しっかりとプロが脚本を練り、演出し、役者が演じるものだと思います。昔の「シャボン玉ホリデー」や「8時だヨ!全員集合」関東人だから殆ど観たことはないけど「よしもと新喜劇」なんかもそう。だから、最近のお笑いはみていて面白くない。

 
 こういう良質なコントが作れるというのはやはりNHKならでは。「サラリーマンNEO」が初めて放送された時の衝撃は、いまだに忘れられません。色々と問題の多いNHKですが、「NHKスペシャル」や「ETV特集」を作るスタッフがいるかぎり、まだまだ捨てたもんではないですね。

 「サラリーマンNEO」好きならば、一度手にとって読んで欲しい1冊です。

 

サラリーマンNEO―内村宏幸オリジナルコント傑作集 (光文社文庫)

サラリーマンNEO―内村宏幸オリジナルコント傑作集 (光文社文庫)