日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「宇宙戦艦ヤマト2199・第六章到達!大マゼラン」を観る。


 先行上映も来週で終わり。そろそろ感想書いてもよいかな。まだ観ていない人は、まわれ右してください。


 今回はTV話数で19-22話相当。いよいよ宿敵ドメルとの七色星団の決戦が描かれました。TV放映時之サブタイトルは次の通り。
 第19話「彼らは来た」
 第20話「七色の陽のもとに」
 第21話「第十七収容所惑星」
 第22話「向かうべき星」

 
 ヤマトに仮死状態のイスカンダルの使者、ユリーシャ・イスカンダルが仮死状態で航行装置として乗り込んでいる事が前回乗組員に公表された。それを(どんな方法でか判らないけど)知ったデスラーは、ガミラス本星に拉致してくる作戦を結構するが、ユリーシャに似ている雪を連れて行ってしまう。この作戦を遂行したのは、二等ガミラス人、冥王星指令のシュルツと同じ"肌色"のガミラス人たち四名の「ザルツ星義勇兵B特殊戦軍第442特務小隊」。442部隊というのの元ネタは、第二次世界大戦中のアメリカ合衆国陸軍において日系アメリカ人のみで編成された部隊のことでしょう。こういう細かなネーミングとかもなかなか凝っていて面白い。虐げられた民族出身の者が困難な作戦に挑み、作戦遂行中に殆どの者が死んでしまうというのも、現実の442部隊を彷彿とさせます。

 次についに七色星団決戦になるわけですが、ドメルに与えられたのは老兵と新兵、それに旧式の空母四杯に作業機械の特殊削岩弾。一応最新の機械といえば、瞬間物質移送機くらい。一隻とはいえいくつものガミラス基地を叩いてきたヤマト。奇略には奇略で対抗するしかありません。
 旧作の時の「そもそもドリルミサイルの先端に穴が開いていて乗りこまれ、簡単に逆回転されるって兵器としてどーなの?」って事も、民間の作業重機みたいなもんと考えれば判る気がしますし、今回に限らず色々な点で旧作の矛盾点を解決しようとしているところに監督の気概を感じます。それに七色星団の決戦は、旧作でもクライマックスのこの話、大きな変更はして欲しくなかったのでそういう意味でもいい感じのリメイクでした。
 最後、第三艦橋とりつき自爆をするドメル。旧作では、爆発によって第三艦橋は勿論ヤマト下部を吹き飛ばしてしまったのに翌週にはすべて元に戻っているという演出もいくらなんでもそりゃないでしょうwと思っていたので、波動防壁で被害を最小限に食い止めるというのも私的にはありでした。
 このお話は旧作でもっと長くやっていたような気がしたんですけど、旧作でも一話分だったんですね(第22話決戦!!七色星団の攻防戦!!)。ドメルからの挑戦状が届いて…って演出は今回なかったですね。
旧作では、こんな挑戦状が届きます。

 「ヤマトの艦長に告ぐ。そろそろお互いに雌雄を決する時が来たようだ。諸君がイスカンダルに行こうとすると同じように我々は地球を欲している。もしどうしてもイスカンダルに行こうというのであれば、諸君は我が軍を正面から打ち破る必要がある。本日より7日後、七色星団において艦隊戦力の決戦を申し入れる。太陽系作戦司令長官ドメル ヤマト艦長殿」
 沖田艦長はこの挑戦を受け、乗組員と水盃を交わし激を飛ばす。
お話的にはワクワク演出だから、あった方がいいかなと思ったんですけど、決闘を申し込むなんて漫画的だからまあいいかw。

 その後の2話は、今回のオリジナルストーリー。収容所での反乱、メルダの再登場とガミラス側の内紛がより明確になる。前回ヤマト艦内での反乱が描かれただけに、そのバランス感覚とみてもなかなかよいサブストーリーでした。残った藪機関士は、ここでかなりフィーチャーされてたから、旧作イスカンダルでの反乱はこれに代用されるのかな。


 全体的にはいい感じで進んでましたが、かなり制作体制が逼迫しているようで、作画がずいぶん乱れてましたね。一瞬デスラーがアフロ軍曹(総統だけどw)になってた時は眼を疑いましたよw
 いよいよ次回、最終・第7章。ストーリーは申し分ないので、このままあと2時間頑張ってほしいものです。