いい加減出過ぎな感のある東進ハイスクールの林修先生。東大法学部卒業して塾講師ってのもすごいけど、恐らく同窓の方々より間違いなく高収入にちがいない。
にしてもここまで流行語になってしまった冒頭の言葉も、いい加減聞き飽きました。
そもそも小さい頃からぼーっとしていた私。親から耳にタコが出来るくらい「いつやるのっ!」と言われ続けてました。そうすると、大体の場合「今やろうと思ったのにゆーんだもんなぁ(怒)」って思ったもんです。これもCM(1977年、ライオンの掃除用洗剤ルック)ですね。
「いつやるの?」に対して、この2つの言葉の違いはなんでしょう。「いつやるの?今でしょ!」は、「いつやるの」と問うた人の言葉がそのまま続いているのに対し、「今やろうと思ったのに―」は、問いかけられた人の受け答えの言葉ですね。つまり、「いつやるの?」と言われた人は、内心ムカッと来て間髪いれず「今やろうと思ったのにー」と言いますが、今回の「―今でしょ!」は、相手に反論の隙を与えていない。
そういえば、息子と会話をしていても、ちょっと責めるような事をいうと途端に黙り込む。仕方がないから、次の句をつい継いでいってしまう。そしてまた黙る。コミュニケーションっていうのは、言葉のキャッチボールなわけで、それが今できなくなってきているのかなとも思う。確かに考えなしに言葉のキャッチボールをすれば、感情的になって喧嘩になる事もある。でもそうやって、「ここまで言ったら相手は怒るよな」とか、コミュニケーションの方法を学んでいくもんなんじゃないだろうか。弁の立つ人が、相手の言葉を待たず、どんどん句を継いでいってしまうのもやっぱりよくない。しかし、相手の言葉の真意をくみ取って会話のラリーをする能力って身につけていかないといけないんじゃないかと思う。
話題の流行語で、こんなことを考えてます。