先日TVでやっていて録画しといた「宇宙戦艦ヤマト復活編ディレクターズカット版」を観た。
劇場公開版は、2010年1月に観に行きましたが、地球がカスケードブラックホールに呑みこまれ滅亡、新キャラクターで、旧作の森雪の立ち位置と思われる折原真帆も第3艦橋で死亡するものでしたが、ディレクターズカット版は、ここを始めいろんなところが変更されてます。
ヤマトが地球を出発する時にかかったTHE ALFEEの「宇宙戦艦ヤマト」は無くなり、BGMだけに。効果音も主砲発射音を始め殆どが旧作のものに差替えられていて、正直最初に観た公開版とは全く別もの。いくつかのシーンが追加されることによって、当初公開版では意味不明だったところが繋がったり。
それにしても、結末まで変えてしまうディレクターズカット版って何。最初に公開した版は誰カット版なんでしょう。試写会の時に、2つのエンディングを見せて、お客さんに選んでもらったらしいですけど、バッドエンディングを選ぶ人が多かったって事?
試写会を各地でして内容を変えていくってアメリカでは良くあるマーケティング手法らしいけど、あんまし好きになれませんねぇ。別バージョンの物語がどんどんできてしまう。「ブレードランナー」なんて、
・リサーチ試写版
・初期劇場公開版(オリジナル劇場公開版、US劇場公開版)
・インターナショナル・バージョン(インターナショナル劇場公開版、完全版)
・ディレクターズ・カット(最終版)
・ファイナル・カット
と5つもあります。
バージョンが違う、新しいカットがあると聞いても一般の人にとってはどーでもいいことですが、ファンにとっては観ないといけないものです。ましてその続編を作るとなると、どの版からの続編になるのか混乱します。
もともとヤマトも「さらば宇宙戦艦ヤマト」で特攻して終わってるはずなのに、TV版「―2」で生還させてずるずる続いたことが諸悪の根源。そういう意味では、地球消滅は良いのだけど、どちらの版も最後に「第1部 完」と出てくるのであれば、別に消失させなくてもよかった。
どちらか一方しか観ないのであれば、ディレクターズカット版をお勧めします。
ちなみにレンタルされているDVD版は、地球消失の方、Blu-Ray版はディレクターズカット版です。
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