日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

仏壇購入。


 5月4日が亡父の誕生日。
 49日が終わった後、仏壇は新盆の頃までに買えばいいやと言っていたのでそのつもりでいたら先月位に母親がいきなり父親の誕生日までに買いたいとか言いだした。
 先月中頃に下見に行き、今日姉貴も含め家族で見に行き決定してきました。
 

 仏壇屋さんは、両親が懇意にしていた方のご紹介。大手の仏壇屋と違い、社長と奥さんの2人で小さくやっていました。
 今回の父親の死まで仏様のいなかった分家の為、仏壇なんて親戚の家にあるのを見た程度。死んだご先祖の位牌を置いとく場所程度の認識しかありませんでした。今回の仏壇屋のご主人はとにかく話好きで、仏壇のイロハから、仏壇選びまで、いろんな事を教えてもらいました。
 そもそも仏壇って、ただのお位牌置き場じゃなくって、仏像や仏具を飾り、仏様を祀る台のこと。家庭のお仏壇は、寺院にあるでかい祭壇?を小型にして、厨子と一体化して箱型にしたもの。ですから、お仏壇は家の中のお寺のような存在ってことなんだそう。なんで位牌を置くだけなのに仏像もセットしないといけないんだろう?という疑問は氷解。

 なんでも、最近は外国(中国、インドネシアなど東南アジア)で作ってる仏壇が多いらしい。もともと仏教の盛んな(といういい方はおかしいけど)土地柄なので、仏具制作には向いている。でも品質的にはやはり国産にはかなわない。酷いものになると、カラーボックスとかで使われているMDFとかの集成材(木くずを圧縮して板にしたもの)に木目プリントを貼り、金箔で装飾したものがすごく高い値段で売られています。パッと見は、昔ながらの結構立派なお仏壇ですが見た目だけ。そういうのを売るのに嫌気がさしたご主人が、自分のネットワークを使って仏壇は四国徳島、仏具は富山高岡でこれまで仏壇仏具を取り扱ってきたノウハウの元に職人さんに作ってもらっているそう。当然1本、1品もの。仏像は中国で作っているそうですが、最近は中国製というと敬遠する人が多いので、中国って言わずにインドとかっていってる業者もあるそう。これも産地偽装ってゆーのか?ご主人はちゃんと中国で作ってるものといって商売してる。仏像の額にあるほくろみたいなの、”白毫(びゃくごう)”といいますが、仏壇に入れる仏像は小さいので彫るのが大変らしく、白毫は小さな宝石を張りつけてある場合が多いらしいです。それを彫りだけで表現するのはちょっとした技術で、それができる人とできない人の給与の差は、中国だから元々人件費は安いのですが、倍くらいあるそうです。


そんなこんなで小一時間。買った仏壇は䑓(たも)無垢材のモダンな奴。↓ 

値段は…気になるようでしたら会った時に聞いてくださいw