1977年・日活・加藤彰監督
fecebookのグループでこの映画が話題になっていて、ちょっと調べたらDVDが出ていて思わずポチってしちゃいました。金曜日にポチって日曜に着くって、ホント便利な世の中…。
封切りの時に観に行きました。小学6年生だったと思う。
何故見たのか全く覚えていません。というのは、元々[野球狂の詩」のコミックを映画観終わった後に買ったのを憶えている=「野球狂の詩」を読んでいたわけではないから。嫌、もしかしたらマガジンで連載されていたのを目にした事はあるかもしれない。。
主演の木之内みどりは、「刑事犬カール」が同じ年の9月から。ということは木之内みどり見たさというわけでもなさそう。同時上映の「嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊」を友達が観たくてそれで行ったか?
ただこの映画すごく印象に残っていて特に水原勇気役の木之内みどり好きでした。この映画を観て一気にファンになった。
正直演技が上手いわけではない。薄幸そうな感じでありながら意志の強さを感じる。今から考えると昔からこの手の女性好きだったんだなぁ。
内容は岩田鉄五郎53歳の盛大なる負け試合から始まる。サウスポー投手のいない東京メッツは次のドラフトで是非左腕投手を指名したい。一番人気の沢村慶二郎もメッツ入りを希望しているが、ドラフトでの東京メッツの順番は一番最後。しかしメッツは強烈な隠し玉をもっていた。それが水原勇気。ただ水原はソフトボールの投手でしかも女性。当時の日本プロフェッショナル野球協約では「第83条第1項に『医学上男子でないもの』を登録することはできない」がありました。プロ野球初の女性投手誕生なるか。協約改定は出来るのか。
100分に満たない映画ですが、原作をよくまとめています。
昔の漫画原作映画って、無理して原作キャラクターに似せようとし過ぎです。イメージは大切ですが、ここまで似せなくてもよいと思います。しかしながら木之内みどりはメイクしなくてもまるで漫画から抜け出たようなまんま水原勇気。この後TVで斉藤由貴が勇気役をやりましたが、軍配は言わずもがな。
蛇足ですが、クレイジーキャッツの谷啓と犬塚弘の競演が東宝以外で観れるというのも、映画好きには面白いシーン。
調べたら野球協約は1991年に改訂されて、今では女性でもプロ野球選手になれるそう。
興行的にはあまり芳しい成績ではなかったようですが、私的には漫画原作ものの中で結構上位にあったりします。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 123回
- この商品を含むブログ (3件) を見る