原案:水谷健吾/原作:蔵石ユウ/絵:イナベカズ (著)
web雑誌「eヤングマガジン」掲載中。いつもはすぐスクロールするまとめサイトの広告で気になり、調べてみたら驚愕の内容。コミックが出ているというので本屋さんを数軒回りましたがどこにも置いてなく仕方なくamazonで注文しました。
(第1話無料で読めます→http://estar.jp/.pc/_pwork_viewer?p=1&page=1&w=24004210&ws=11075807#page/24004210/1/10)
地球温暖化が進んで、3月なのに猛暑日。人が住める場所が100年前の1000分の1になって、人口が激減している近未来。同時に集団失踪事件が多発している。
「伊江とカズの2人は、学校からバスで帰宅する途中、車中に催眠ガスを撒かれ拉致されてしまう。目が覚めると、そこは人が敷き詰められたトラックの上。辺りには冷凍された裸の人間たちが並び、生きた人間たちによって解体されていた‥。ここは一体どこなのか? この地獄から、脱出する術はあるのか?」(公式ページより)
現時点では、中学生が殺し合う「バトルロワイヤル」に似た不道徳、倫理観の欠如したと思わせる作品です。これネット配信で、雑誌掲載されていないのも内容の過激さからでしょう。恐らく映像化は困難な作品です。
栄養価の高い薬液を餌にして肥え太らせたり、催淫剤や多産をする為にホルモン注射をしてたくさんの子供を産ませて母体がボロボロになったら廃棄する。見るもおぞましい光景が次々繰り広げられます。しかしながら、ここでの描写は、食肉を得るために家畜にやっていることを人間に置き換えただけでなんです。そう考えると、なんて恐ろしいことを自分はしているんだろうと、自己嫌悪に陥ります。
まだ1巻なので、今後の展開がわかりません。主人公たちはこの地獄から脱出できるのか。そもそもこの非道な事を行っている組織はどこなのか。肥え太った人間を捕食した巨大な昆虫は一体何か。
怖いもの見たさで興味は尽きません。次巻は3月。

食糧人類?Starving Anonymous?(1) (ヤングマガジンコミックス)
- 作者: 蔵石ユウ,イナベカズ,水谷健吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/09/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る