9日から17日間にわたって繰り広げられた冬季五輪も無事本日終了。
日本のメダルは冬季では過去最多だった1998年長野五輪の10個(金5、銀1、銅4)を上回る13個(金4、銀5、銅4)を獲得したそう。
今回の収穫はなんといっても"女子カーリング"
オリンピックは98年の長野から正式種目になり今年で20年目。当初はそれほど話題になりませんでしたが、前回(ソチ)、前々回(バンクーバー)あたりから、選手がみんな可愛いということで注目していました。
今回は、特にみんな明るく元気にプレイしているようすがとても印象的でした。どうしてもオリンピックに出ている選手ってメダルを期待されて、メダルが取れない、金メダルが取れないと必要以上に落ち込んだり、謝ったりする。なので、メダルを取れなかった選手が「楽しかった」とか言ったりすると、バッシングされたりすることもしばしば。
もちろん、適度な緊張感は必要だと思うけど、あまり強くプレッシャーを感じない方が好結果を生む。
その点、カーリング女子は、北見での練習をそのまま持ち込んだようなリラックスムードを自ら"演出"して、せめて仲間うちでプレッシャーを与えないようにしようとしあったと言っていました。
失敗してもその失敗を指摘したり、他にあたったりせず、次の一投を成功させることに全神経をみんなが使った結果がメダルに繋がったんだと思う。
これって、仕事も一緒です。例えば目標達成していない人にこれまでの行動を振り返ってどこが悪かったのかをいちいち指摘しても過ぎた時間は取り戻せない。であれば、これからどうやって挽回するか、その時にどんな事が障害になっているかを建設的に話し合う方がよっぽど良い。
雰囲気作りもすごく大切。
試合最中の作戦会議でも否定的な事は決して言わない。それぞれの意見を肯定することから始める。「そだねー」「いいとおもうー」はそういうこと。第5エンド後のおやつタイムも大切。円陣組んで欝々と反省会をするよりも後半戦をどうやって乗り切るかを甘いものを食べエネルギー補給しながらやるというのは、時間の使い方が巧いと思います。
決定からほんとに開催できるのか?不安でいっぱいの平昌五輪でしたが、色々とありつつも無事閉幕。日本選手の活躍もあって楽しませていただきました。