日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

月例会反省。

 毎年10月は、初代会長を顕彰して名前を冠した初代会長杯。
 矢振りでチームを決めた4人一組の団体(2位まで)と個人(3位まで)表彰で、いつもと異なり賞状以外に賞品が用意されています。

 4中/10射といいとこなし。とはいえ優勝が6中で4人射詰だったので後2本中れば優勝に絡んだのですが…。1本1本大切にしないといけないです。

 ゴム弓や巻藁をやっていると、自分でも満足のいく射ができることが多くなってきましたが、的前では思うように離れてくれません。これは”的に囚われている”という事になるのでしょう。例えば射法八節を忠実に出来ているか、中りを考えず一つひとつ意識を向けていると、ちゃんと的に中ってくれます。残身~弓倒しも落ち着いてできます。ところが的中したいって気持ちが強いと、外れたことを悔やみ、自分の不甲斐なさを呪ってしまいます。

 中りは”結果”です。
 すべての行為は中りを目指しているとはいえ、中りに執心していては、本来の射は出来ません。結果さえよければそれ以外はどうでもよい、という気持ちでは、安定した結果は出ません。
 お相撲さんが「自分の相撲」と言ったりしますが、弓道もまさにそれで、”自分の射”が常にできるようになることがやはり大切な事。
 「中らなければだめじゃん」というのも一理あるのですが、「中らないとダメ」なのではなく、「常に中らないとダメ」が正しい。
 どんな場面においても平常心で臨み常に中る。その状態に持っていくのが弓道であって、試合すらも練習の一部にすぎません。
 では本番とはどこか。
 本番は生活そのものではないかと思うのです。
 生きているといろいろな事に巻き込まれ、動揺することもしばしば。結果だけを求めるばかりに、手元、足元が疎かになる。すると求めていたはずの結果が得られない。
 ビジネスの世界では、決められた(短い)時間でできる最善の結果を求められる。より良い結果を求める気持ちがありつつ、時間切れという事が少なくない。そういう世界とは似ているようで異なる。趣味だからこそ、長い時間をかけることができる。
 とはいえ、大切な試合や、審査という日限はあり、それまでに現在持ちうる最善の”中り”を出すこともまた求められる。

 常に良い結果を出せるよう、中り外れに一喜一憂せずにしっかりと自分の射を見つめる。この作業が大切なのだと、最近特に思います。
 まずは来月の審査に向けてがんばろっと。

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