うちの近くに大型のドラッグストアが出来た。
最近のドラッグストアは、薬化粧品だけじゃなくて、お菓子や飲みもの、アイス、冷凍食品、果ては野菜やお肉、お酒など、生鮮食料品まで売っている。まるでスーパーマーケットだ。
一方近隣の昔ながらのスーパーには、薬は置いていない。勿論生鮮食料品の品ぞろえは叶わないけど。
ドラッグストアとスーパーのボーダーがよくわからない。
昔、コンビニは基本定価販売で割高感がありましたが、いまはそんなこともなく、場合によってはスーパーよりお手軽なものもあったり、プライベートブランドも安いものだけじゃなく、材料や製法にこだわったパンやお惣菜もある。
かつて、野菜を買うなら八百屋、肉を買うなら肉屋、魚は魚屋と専門店で買うのが当たり前でした。いつからかスーパーマーケットが出てきて、1店舗で買い物が済むようになった。それでも専門店の需要は減る事はありませんでしたが、スーパーマーケットは大量仕入による低価格だけでなく、品質も専門店に負けないくらい良質なものを品揃えできるようになってきた。特長を出せない家族経営の専門店は次々と淘汰されていく。そしてシャッター商店街が出来上がる。
それを求めているのが消費者でしょ、と言われれば確かにそうかもしれない。
資本の論理といえばそれまでですけど、本当にこれでいいのかなと思うこともある。
コンビニの24時間営業も帰路に立たされている。既に小売り店舗はなくそれらが軒を並べていた商店街をつぶした大規模店舗も来客が減り撤退を始めている。小売店舗を再開しようにも、後継者はなく歴史は紡がれない。
薬屋が野菜を売る。この30年くらいで世の中変わっちゃいましたねぇ。