庵野秀明初実写監督作品
1998年の映画。もう23年も前になるんだ…。
今日は弓の試合(記録会)の筈が、急遽中止となり、amazonプライムにあったのでたまたま観てみることに。
庵野監督の実写作品は「シン・ゴジラ」以外は観ていなかったんです。特にSF的要素もないこの作品と次作「式日」はいまいち食指が伸びずこれまで見る機会を逸していました。
緩い理由で見始めた本作。意外と面白かったです。
デパートで見たトパーズの指輪を買う為、仲間の仲間の知佐、奈緒、千恵子と援助交際、といっても、おっさんひっかけてカラオケに行く主人公裕美(三輪明日美 )。そのおっさん(平田満)は、カラオケでひとしきり唄った後に、口に含んだマスカットを収集し4人に12万を払う。貰った12万を指輪を買う代金として裕美に渡そうとするが、裕美は断り、一人で援助交際をしてお金を稼ごうとする。伝言ダイヤルで引っかかる男は、変な男ばかり。
裕美の友達でブレイク前の仲間由紀恵が出ていて、やっぱり綺麗だった。
裕美が引っかける男は、変態役の似合う手塚トオル、ぬいぐるみと話す浅野忠信。
裕美の母親は岡田奈々、お姉さんは実姉の三輪ひとみ。父親は森本レオと何気にうまい俳優を揃えてる。
庵野監督らしい、というか庵野監督が影響を受けた実相寺昭雄的アングルの多用、グラスの下や皿の下からのカメラ、カメラを主人公目線とした映像など、これまであまり見たことのない表現は斬新。
98年頃ってこんな感じだったかなぁ。女子高生と援助交際したいなんて気は全然なかったんで、そういうのってよくわかりません。若いというだけで価値があった時代なんでしょうか。当時30代前半でしたが、女子高生に価値を全く見出していなかったし、今も女子高生に欲情することはないな。勿論相手にもされないでしょうけど。基本ロリコン趣味はないのです。
時代の色が濃すぎてお勧めする映画ではありません。ただ渋谷でのロケだけで進むので当時の渋谷の風景が見られるのはよいかも。