首相、経団連に出勤者数の7割削減要請 十倉会長「改めて周知徹底」
菅義偉首相は18日、東京都千代田区の経団連を訪れ、新型コロナウイルスの感染抑制について十倉雅和会長と会談した。菅首相は「さまざまな業種もあり難しい点もあると思うが、テレワークの協力をお願いしたい」と述べ、出勤者数の7割削減を要請。十倉会長は「改めて会員企業に周知徹底を働きかける」と応じた。経団連は会長名の要請文を会員企業に改めて送付する。(後略・8/18(水) 毎日新聞19:04配信)
全国で2万3千人超、東京は過去2番目の5386人。27の府県で過去最多を更新という状況で、有効な対策を打たない政府。国民の生命財産を守る基本的なことができていないのに信任が得られるわけはない。
政府が無策、お願いレベルで、感染が広がるのは当たり前ですけど、その尻馬に乗って、会社もまともな対策をしない。その結果が今の状況。
昨年の1回目の緊急事態宣言の時は、原則出社禁止でした。去年の4月2日、東京の感染者数は97人。本日の感染者数の55分の1。得体のしれないウィルスだったから単純に人数の問題ではないけど、感染者数が増えるのに合わせて重症者、死者数が増える。先日、市から突然「もう入院できません」と連絡が入る。医療は逼迫どころか、崩壊しているといってよい。
感染しても軽症、という人もいますが、死んでしまった神経細胞は再生されない。味覚障害になって治る人もいるけど治らない人もいる。その他の後遺症にしても一生付き合わないといけない人も出てくる。それなのに、風邪とかインフルエンザと一緒とかいう人もいる。少なくとも風邪なら後遺症は残らないし、インフルエンザも初期であれば特効薬もある。肺炎では年間10万人なくなるというけど、肺炎は感染しないでしょう。
政府が真剣に対策しない。会社は業績第一なので厳格な対策を打ってこない。”ウィズコロナ”とか”アフターコロナ”とか都合の良い言葉に飛びつき、社員に発破をかける。
お給料をもらっているので、「嫌なら辞めれば」と言われてしまうので、表立って反意表明はできない。
自衛といっても、マスク・手洗い、飲み会・カラオケに行かない、外出はできる限り控える、外出の際は原則1人、誰かと一緒でもできる限り会話はしない。それくらいいしかできない。そんな生活を1年半も続けている。
佐々淳行さんが危機管理の大原則として「悲観的に準備をし、楽観的に処理をする」と言っていました。
現在の状況は「楽観的に準備をし、悲観的に処理をする」どころか、「楽観的に準備をし、楽観的に処理をする」もしくは「楽観的に準備しているふりをして効果的な策を考えず、打たず、悲観的な風を装ってお願いばかりしている」
なんだかんだいっても、小市民は国や会社に従うしかできない。ほんとしっかりしてくれないかなぁ。