日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「約束」

あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 約束 [Blu-ray]
1972年・松竹・斎藤耕一監督、石森史郎脚本

脚本の石森史郎は劇場版「銀河鉄道999」の脚本を書いています。
これが、999の5年前に公開された石森氏脚本の映画「約束」に似ている、というblogを発見し、DVDを購入し観てみました。

冬の北陸本線ボックスシートに美しい女が座っている。名前は螢子(けいこ・岸恵子)。隣に座っている女性(南美江)は、知り合いか他人かよくわからない。そこへ、チャラい男、朗(あきら・萩原健一)が前の席に座り、2人にちょっかいをかけてくる。朗は、年上の女性、螢子に一目惚れしたよう。
電車の中でいろいろと尋ねる朗だが、螢子は何も答えない。一つだけ分かったことは2人の目的地は同じ魚津だった。
魚津駅に着くと、螢子を諦めきれない朗は、螢子にまとわりつき離れない。螢子の目的は亡き母の墓参と友人の夫への手紙を渡すことだった。
螢子の墓参りに無理やり付き合い、近くの公園で少し会話をする。
もっと一緒にいたい。
朗は螢子に明日もあって欲しいという。
翌日、螢子は時間通りに待っていたが、朗は現れない。螢子は、3時までに帰らないといけない。
時間に遅れた朗は、魚津駅までやってくる。
そこで、朗は次の電車でかえればいいじゃないか、もう少し一緒にいてくれというが、実は螢子は囚人で、模範囚として特別に外出が認められているだけ、一緒の女性は保護管だと。
諦めきれない朗は、電車に乗り込む。

しばらく乗っていると、先で土砂崩れがあり電車が急停止してしまう。
朗は螢子を誘い車外に連れ出す。

中原「逃げよう!な、一緒に逃げよう……今なら大丈夫だ。な、逃げよう!」
螢子「(強く見返し)本気?」
中原「当り前だ。誰も知らない町へ行って二人だけで暮らそう……俺、結婚なんてんじゃなくたっていいんだ……俺、あんたの弟だってなんだっていい……俺、一生懸命働くからよう……な!」

螢子「……ありがとう……」

しかし、2人はまた列車に戻ります。

この後も物語はありますが、是非見て欲しいです。


謎の美しい年上の女性とその女性に恋する若者。
やたら元気で、まっすぐ気持ちをぶつけてくる若者に女性の心は揺れ動く。
そして別れ。

確かに、劇場版「銀河鉄道999」とモチーフは一緒と思いました。

もともと999には、メーテルと鉄郎の恋愛はなかった。
石森氏の脚本により、この恋愛模様がドラマに付け加えられる。
鉄郎が10歳の少年では、恋愛関係が成立しない為、メガロポリスに来てから5年経って15歳の少年に設定変更された。

更にノベライズ版では、時間城で時間を進められた中での機械伯爵との戦いで更に年齢が上がっているという描写がありました。


因みに音楽は「宇宙戦艦ヤマト」の宮川泰
ヤマトファン、999ファンは、押さえておくといい一作ですね。

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