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「シン・ウルトラマン」

シン・ウルトラマン

今年公開。樋口真嗣監督。
劇場公開時に観ておりますが、1週目だったので詳しい感想を書けていませんでした。公開から半年以上経過、今月よりamazonプライムで配信されていますので、全体的な感想を書きたいと思います。

原点であるTVシリーズの「ウルトラマン」は1966年放映ですから、今から半世紀も前になります。今だに手を変え品を変えシリーズが続いているので、今も子どもたちにとってのヒーローなわけです。なので、今の子供達がみたいウルトラマンは、現在放送中のウルトラマンデッカーやトリガーなどのニュージェネレーションだと思います。
では「シン・ウルトラマン」のターゲットはどこかといえば、「ウルトラマン」をリアルタイムで見ていた世代から私達のような再放送で繰り返し観ていた昭和世代の主に男子になります。

ですので、「ウルトラマン」に熱狂した世代でない人が観ても、単純に「シン・ゴジラ」との比較やマーベル映画との比較で、演技がとかCGがとか脚本がなどと批判的な物言いをする。
それはそれでよいのです。なにしろ2022年に公開された映画ですから、同時代で比較をすることしか出来ないのですから。

私的に「シン・ウルトラマン」の評価ポイントはただひとつ。オリジナルの先見性と普遍性をしっかりと”リブート”した作品になっていたということです。
原点のテーマを壊すことなく、更に学習雑誌に掲載されたネタ(ゼットンを連れてきたゾーフィのネーム、造形など)を整合性を持って物語に組み込んだところもよし。
造形は、人が入る着ぐるみ故の野暮ったさを廃して外星人(異星人)としてリメイクされた点もよし。ウルトラマンのカラータイマーがないのも元デザインがなかったことの先祖返りというのもあるけど、やっぱ身体に電飾がついていて、自分が弱くなるのを点滅して知らせるってのは昔から「どうなの?」って思ってましたので全然受け入れます。

冒頭「ウルトラQ」世界との地続き的演出も良かった。

全体的に令和の衣を纏ったオリジナルであって、原典からの改変はなかったと思います。

科学の発達した外星人から見れば虫けらのような地球人なのに、ウルトラマンは命を賭けて守ってくれた。しかも最後は人類の未来は人類の手で掴むもの、という原典同様の最後にしたという点もよし。

50年も前の作品をスタイリッシュにリブートした手腕は、ウルトラマンに魅せられた樋口監督、庵野脚本の為せる技です。

アマプラ会員は無料で見れるからそういった点も考慮しつつ観てもらえるといいかな。
ちなみにアマプラでは、「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン:||」と「シンー」が全て観れます。エヴァは序破Q観ないとアレですからハードル高いけど…。

私的には「シン・ウルトラマン」オススメです。


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今回の米津玄師の主題歌も良いです。

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