<追いすずめ>…「すずめの戸締まり」を複数回見ること。
「すずめの戸締まり」2回目観てきました。
1回目は圧倒的な美しさの美術を見ることと、ストーリーを追いかけるので精一杯ですが、2回目はより細かいところに目と耳が向くことでより感動でした。入場恩典の「新海誠本2」も無事入手!
震災で家族を亡くした人にとってこの11年はどんなだっただろうと思いを馳せる。
私も数度の被災地ボランティアに行き、土台だけになった土地を見ているので後半のすずめちゃんが自宅に戻ってからの描写に胸が詰まりました。
あの災害は、14時46分に発生しており、恐らく生き別れになった人は朝会社や学校に向かう「行ってきます」「行ってらっしゃい」が、最後の言葉になっていたことでしょう。
やっぱり出会いは大切。一期一会。今日逢っていた人と明日また逢えるとは限らない。であればせめて一緒に過ごしている間は、いい思い出の方がよい。この映画を見て、改めてそう思いました。
いい人でいる必要はないかもしれないけど、少なくとも人に不快感を与えるような態度、言動はしない。
いつも元気でいるなんてのも私は無理だけど、虚勢は張らないでいつも自然体で。
そして別れる時は「一緒の時間を過ごせて良かった」と思ってもらえるような人でいたいなと。
そんな優しい気持ちにさせていただける映画だなと想いました。