水木一郎さん、佐藤蛾次郎さん。ちょっと前にはアニメ特撮評論家の池田賢章さん。先週は志垣太郎さん。
12月に入り、多くの方の訃報が伝えられました。
著名人の方は著作、フィルム、歌など多くのものを残され、肉体は滅びてもなお生き続けます。
今日は恐らく今年最後の在宅勤務で、昨日臨時開催された「レコード喫茶ふわふわ」の水木一郎追悼7時間半配信をBGMに仕事をしていました。
↓(2週間限定アーカイブです)
https://www.twitch.tv/videos/1676979369
水木一郎さんは、元々歌謡曲の歌手としてデビューしたもののヒットに恵まれず、『原始少年リュウ』(71-72)の主題歌を歌ったことをきっかけにアニメ、特撮ソング歌手となっていきました。70年代の男子向けアニメ、特撮ヒーローものの主題歌は水木一郎さんのほぼ独壇場。まさに私はドンピシャの世代。水木さんの声を聴かない日はありませんでした。
池田賢章さんは、80年代の特撮再評価を語る上では欠かせない評論家でした。池田さんの手にかかると、子供向けの特撮ヒーロー番組が大人の鑑賞に堪えうる素晴らしい作品になりました。池田さんの論評は見ている子供目線ではなく、制作者の意図を汲み取ってテーマの核となる部分を改めて開設した点がそれまでとは大きく異なるところでした。
私のような一般人は何も残さずただ消えゆくのみです。寂しい気持ちもありますが、ほとんどの人が私と同じと考えると特別なことではありません。
歴史に名を刻むことがすべてではありませんが、私のような人がいたという事を、せめて関係のあった人にたまに思い出して欲しい。できればよい思い出として。それくらいはありかなって思います。
「あの人、ちょっとアレだったよね」という悪印象じゃなく、「あの人いいひとだったよねー」とかいうのが理想です。
いい印象残せているとよいのだけど。。